1単位から始める魔法学園生活

山城京(yamasiro kei)

10万字までのあらすじ

 魔法が社会に浸透した世界。全寮制の学園に入学した主人公エルはある決意を抱いていた。王国主催のロードオブカナン戦で優勝し、難病の妹の治療を国にお願いする、と。


 ところがその矢先エルは黒髪美女クロエの新入生狩りに遭う。入学初日に学生間での単位奪い合い制度、単位争奪戦と呼ばれる魔法バトルによって単位を奪われ、1単位から学園生活を始めることになる。魔法を買うにも単位が必要な学園で1単位というのは大幅なマイナススタートだった。


 翌日、講義でエルにノートを貸したサーシャというゆるふわ系少女も新入生狩りに遭ったと知る。幼馴染のアイシャ、寮が同室のフレッドとエルの3人はサーシャを助けることに。


 エルの作戦で上級生に勝利した一行だったが、後日行われた模擬戦で4人は一人の一回生に完敗し、自分達の未熟さを痛感する。そこで生徒会主催のイベントに参加し、上級生に今後自分達はどうすべきなのか相談する。その過程で相談員から要注意クランとしてワイルドバンチ、クレジット商会の名を挙げられる。

 

 イベントは部活動の勧誘会も兼ねたものであり、エル達は技工科の学生イオナの魔導具研究会に入部した。


 帰り道、エルとフレッドはクロエがワイルドバンチのグレイに兄の形見を奪われたことを知る。その際クロエの涙を見たエルとフレッドは二人で奪還計画を進める。


 女学生に変身したエルはワイルドバンチに潜入するがバレてしまう。しかしグレイの提案で、期日までに100単位用意できたら形見をかけて2対2で戦うという運びになる。


 クレジット商会が単位の貸し借りを行っていると知り、エルは利子覚悟で100単位の借金をすることを決める。その過程で計画が仲間全員にバレてしまい、結局全員で協力することになる。


 借金をしたエルはアイシャとチームを組み、グレイとクランリーダーロベッタに単位争奪戦を挑む。


 激戦の末、勝利を収めたエル達。しかし、単位の返済をすっかりと忘れていて、後日返しにいくも結局手元に残ったのは1単位のみだった。 

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