【完結】パーティを追放された若き【医者】、実は世界最強の【細菌使い】〜患者を救うより、悪党を殺す方向で世界を良くしながら成り上がる!〜

ファンタスティック小説家

【圧倒的ネタバレ】大賞用:8万文字までのあらすじ

 第二章 冒頭までのあらすじ


 万人に【クラス】と〔スキル〕が女神より与えられる世界。

 

 主人公アレックス・アルドレアは、世にも珍しい【医術師】のクラスをあたえられ、超希少スキル〔細菌碩学さいきんせきがく〕に恵まれた。


 そんなアレックスは、ある日所属していた冒険者パーティを追放されてしまう。

 【英雄】のクラスを持つパーティリーダーのドッジは、アレックスを″回復スキル″の無い無能として凶弾したのだ。

 だが、実はアレックスは医術学院で蓄えた知識により、霊薬を効果的に使う手法、そして、最強スキル〔細菌碩学さいきんせきがく〕により、どんな傷でも、病気でも直すことのできる超優秀な回復係だったのだ。

 しかも、騎士団長の父親に鍛えられたために、メス一本で【英雄】すら子どものようにあしらう事のできる隠れた実力者でもあった。


 だが、あくまで、こうした医者や冒険者という肩書きは、アレックスの表の側面でしかない。


 本当のアレックスは、闇に潜む悪を狩る正義執行者だったのだ。


 アレックスは犯罪によって、死んでいく都市ファントムシティにて、そこで起こる犯罪の半分を、裏側に手引きしていると言われる悪のカリスマ『犯罪顧問はんざいこもん』・『百面ひゃくめん』を倒すために情報収集に明け暮れていた。

 

 どうやっても『犯罪顧問』のもとへ辿り着けないアレックスと、宿敵『百面』の水面下での攻防は数ヶ月にもおよび続いた。


 しかし、ある時、アレックスは病気の治療のためにおとずれた娼館で、ついに『犯罪顧問』の組織からの″パイプ役″を捕獲することに成功し、拷問の末にアジトを聞きだした。


 電光石火の速さで、すぐさまアジトに乗りこんだアレックスは、『百面』の従える幻影四天王を突破して、ついには悪のカリスマと対峙し、見事これを打ち倒した。


 ファントムシティが少しずつ傷を塞いで、再生していくなかで、アレックスは次なる標的『犯罪王』を名乗る悪の帝王を倒すために、ファントムシティを旅立とうとしていた。


 しかし、現実的な問題が立ちはだかる。


 アレックスにはお金がなかったのだ。

 

 アレックスは仲間たちと共に、まずは金策を始めるのであった。

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