和毛雑記帖
和毛玉久
もふもふ博士になれないだろうか
大学では言語学を専攻していました。ゼミの専門は選択体系言語学とかいうやけに小難しい名前の学派(内容をすごく簡単に言うと、敬語や赤ちゃん言葉のような、相手や状況に合わせた言葉の選び方や説明方法のクセを研究する)だったのですが、そのほかにも認知言語学という領域を選択科目で学びました。
認知言語学はどんなことを研究するかというと、人間の認知(五感やものの見方)と言語の関係をいろいろな方向から研究します。その一例が、オノマトペの研究です。
オノマトペといいますと、「ドカーン!」とか「モヤモヤ」みたいな、自然界に存在したりしなかったりする音を人間の声や文字で表したものです。擬声語、擬態語、擬音語とかいうやつですね。そのなかで、私がずっと気になっているものがあります。それが、「もふもふ」という擬音です。
「もふもふ」って割と最近になってからよく使われるようになったんです。じゃあ、その「もふもふ」はどう生まれたのだろう、誰が最初にどんな状況で言ったのだろう、気になりませんか?
今のところ、もふもふについての研究論文はまだほとんど発表されていません。だから、もし私がこのテーマで博士論文を出せば、「もふもふ博士」になれるのでは!?
しかし、そのためにはまず大学院の修士課程に進まなければなりません。多分、私がこれを実行することは無いと思います。よって、もし「もふもふ博士」になりたい方がいらっしゃいましたら狙い目ですよ、などと言っておきます。
どっとはらい
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