第21話 酒場に集合
「やはりあの倉庫は怪しい」
ゲネオスがそう切り出した。
その日の終わりに、オレ達は滞在中の宿屋にある酒場に集まっていた。
パマーダは勝手に酒を持ち込み、「傷を
パマーダ
しかしパマーダの集客効果は素晴らしく、さびれた酒場は
食べ物はコックが沈んでいるので、頼んでもなかなか出てこないか、そのまま注文が忘れさられてしまうことが多かった。
しかしパマーダ目当ての客が持ち込む食べ物で十分腹は
漁師の客はその日取れた魚を持ち込んだので、マスキロのファイヤー・ボールでタタキにして食べた。(ドレッシングはウェイターに作らせた)
ゲネオスは俺がトレーニングをしている間、街で聞き込みを続けていた。
街の全ての人に話しかけるくらいの気持ちがないと、次に何をすればいいのか、
「あの倉庫というのは何だ?」
俺が尋ねた。
「コックが言っていた香辛料を貯め込んでいるという倉庫のことだよ」
ゲネオスが答えた。
「確かに香辛料を積んだ船は最近港に入った。積荷は全て一つの倉庫に
「と言うことはつまり……」とオレが返すと、ゲネオスが
「倉庫自体がモンスターのアジトになっている可能性がある。香辛料はダミーだね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます