苦い恋の唄

全ては曖昧でなんとなく

着飾った言葉さえ最後は無に帰すなら

無情な雨は

芯から身体を冷やすでしょう


俺には向いていなかったようだ

クラクラする

まるで酒に酔ったような

飲んだ事も無い酒の

苦味すら感じられるような


俺も堕ちたもんだ

俗な、夢を見た

砂糖のようなあんたの声は

俺の胸の奥にどこまでも溶けて

頭を狂わせる


臆病な俺には手を出せないと

あんたは分かってるでしょう

流れに身を任せて

あわよくばあんたの所へ

なんて筒抜けでしょうに


全ては曖昧でなんとなく

着飾った言葉さえ最後は無に帰すなら

無情な雨は

芯から身体を冷やすでしょう

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