哀しみの夏

夏を背景に夢を見よう

青と白のコントラスト

遠くに行けそうな

そんな気分だ

目一杯に四肢広げ

冷たい川底に眠る

末端から芯まで

通う血凍れば

嗚呼哀しみの夏が来る


夏を背景に君を殺そう

入道雲に血飛沫飛ばせ

叫びこだます

泣きたくなるような

優しい夢を見よう

ただし目を瞑ること

少しずつ溶けていった

掴む手はもう消えた

嗚呼哀しみの夏が来る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る