折れた割り箸
むち
1. プロローグ
高校生として初めての秋。11月にしては暖かい日だった。小春日和というらしい。秋というのは不憫な季節だ。最近は夏と冬ばかり長引いてただでさえ影が薄いのに、その短い期間さえ春に例えられてしまうとは。
しかし不憫さでいえば、この日の僕もいい勝負だったかもしれない。思うに、始まりは便意との戦いである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます