#2020 4 30 『呪いとそういう事。』

最近、理想の睡眠時間と、実際の睡眠時間がズレる。

8時間眠眠ろうして、6時間で爽やかな朝が訪れる。

元々の身体が多少無理して動かしていたので睡眠時間の基準として、

良く指標に出される8時間より2時間短縮されているのが、

純粋に不安が残る。

後身体が普通に痛い。

良く書く身体事情は置いて、

本題に入る。

*注意

これから先は

週刊少年ジャンプで連載している

呪術廻戦の8巻に収録された

64話 そういうこと

の感想を書いています。

ネタバレを含めているので、

別にいいよという人だけ見て下さい。

個人的には知らないまま

見て欲しいですけれども。




ここからネタバレです。

個人的な呪術廻戦の好きなエピソードのTOP3には余裕で入るエピソード。

呪術廻戦の大きな魅力である、

心理描写、

特有の言い回し、

読者に伝える力。

この三つが重なって、

非常に完成度の高いエピソードになっている。

話を説明すると、優しい人間な主人公の虎杖悠二いたどりゆうじと、中学の頃、同級生だった、小沢優子おざわゆうこは虎杖と集合してから別れたのを見た、虎杖の高校の同級生、釘崎野薔薇くぎさきのばらに、虎杖と一緒に居なかったか?

という旨の質問をして、一度話し合う為に飲食店に入る。

そこから、小沢は、中学卒業式の、虎杖と写っている今とはまるで違う自分が写っている写真を見せて、

勇気を出して写真を撮ったことと、その時とは違う今の自分なら、という事を釘崎に話し、釘崎はそういうことなのか?と聞いてみると、小沢からはそういうことです!という力強い言葉が帰ってきた。

そこでもう一人の同級生の伏黒恵ふしぐろめぐみを釘崎は呼びつけ、事情を説明し、そういうことかと言い合い、事実の確認をした後に、虎杖の彼女の有無や、好みのタイプを聞き出し、勝算アリと見た釘崎は虎杖を召喚する。

が、釘崎は小沢の事を虎杖に説明せずに呼びつけたのだ。

けれど、それでも虎杖はまるで違う小沢をちゃんと小沢と認識した。

彼が内面で人を認識している事が良く分かる。

過去回想に入り、虎杖の同級生が、

虎杖に、とある事を聞いた。

クラスの中で誰が好き?

という思春期らしい質問だ。

別に誰もと、虎杖は答えたが、

強いてなら誰?というような事を言い

虎杖はその時は太っていた

小沢を挙げた。

同級生は、デブじゃんだとか

口走る。

虎杖は食べ方とか字とかがすげー綺麗だからと答えるのだが、

それを小沢は聞いていて、

恥ずかしくなって逃げてしまった。

その出来事と、

今の自分は変わったから、という理由でもしかしたらと思った自分を

示し合わせて、

自分は見た目で判断する男を嫌っているが、けれど自分は自分が嫌いな人間と、同じ尺度で生きている。

と、彼女は思ってしまった。


長くなったが、私の表現力だと、原作には全くもって及んでいない為、是非原作を見て欲しい。

これを書いた理由は、ふと8巻を手に取って、この回を見た為、この良さを知って欲しいからです。


長文を読んで頂き有難う御座います。

お休みなさい。

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