ただいま推しに恋してます。

第1話 好きって気持ち

「どうすれば良かったんだろ…」

この物語の主人公こと春菊 雫 (しゅんぎく しずく)11歳。私はたった今、好きな人に振られた。どうせ無理だろうなとは思った…でも心のどこかでは淡い期待を抱いていたのかもしれない。何故なら期待していないはずなら、こんなに涙が止まらなくて、こんなにも不安でいっぱいになるはずがないから。ていうか、勢いで告白したけどふと我にかえって考えてみれば…

「ああああぁ!っもうなんで告白しちゃったんだよぉー!!絶対明日喋れない〜そしてみんなに広まるんだあ!!学校行きたくないなあ...」

そうぼやきながらYouTubeを開いて、さっきのを忘れられる動画はないかなと漁っていると、ある動画に目がいった。

{ホラー実況:ひたすら叫びまくりw}

なんて事の無いごく普通の題名、普段ならホラーは好きじゃないから観ないのにこの日はそれを観てみようと思えた。

「皆さんこんにちは〜

てんぷらでーす!!今回は...」

最初は、面白くないと思っていた。でも実況を観てみたら、ホラーは苦手な筈なのに何故かこの人が居るおかげなのか、ビックリしたりもするけど安心して観ることが出来た。そうしていると、いつの間にか振られた記憶は忘れて、この人の動画をもっと観たいと思ってしまっていた。

4年後...

私は今年で中２になった。振られた子とはあれからあまり喋れていない。それに加え、私はてんぷらさんの虜になっていて、面白いなこの人からてんぷらさんに恋へと移り変わってしまった。でもその恋は叶うはずがないと感じさせられた。それはある日のこと...

「いつも面白いな〜どうしたらてんぷらさんと仲良くなれるかなあ。そういえば顔出ししているけど、てんぷらさんって何歳なんだろ。」それが始まりだった。

ネットにて

{人気YouTuberてんぷらさんについて調べてみた！}

本名 不明

出身 愛知

年齢 1995年10月7日現在<24歳>

タイプ年上 etc...

……………………………………………

「ん?」

衝撃的だった。恋した相手は11歳も年上だという事に。社会人と中学生、結果は目に見えていて叶うはずがないと思えた。でもこのまま諦められる訳はなく、てんぷらさんへの気持ちが高まるばかりだった。

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という事で今回は終わりです！次回予告「やあ、こんにちは!!私雫☆次回は私の友人について教えてあ・げ・る！メタいこと言うんだけどこの話作者の実話も時々入ってるから、あれ?これ現実味あるなと思ったらコメントしてみてください！当てれたら...凄いとしか言えねえw」