第21話 うすうす気づいていた

私「中学一年生の一学期に、うしろの席に座ってい不良から、授業中にいきなり後ろ髪をひっぱられて、あ、お前禿げるわ、そう言われました」

美人「それで傷ついたということでしょうか」

私「はい、それもそうなんですが、私の髪の毛は細くて少なくて、将来禿げるかなとうすうす気づいていたのですが。あっ、今のは決して笑いを狙ったわけではございません」

美人「大丈夫です。続けてください」

美人はまたも感情もなくそう言った。やばい、これは落ちたな、直感でそう思った。思った瞬間、心が平衡感覚を失うかのようにふっきれた。

私「20歳前に禿げるのではないか。そう思ってしまい、将来を悲観していたんです。しかし、18歳の時、ふと新聞の記事で見て書いてあったことを実践したら変わりました」

美人「どう変わったのですか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る