しくじり営業マン宮平幸助

第20話 美人

そして、二次面接の日がやってきた。1,000人位いた一次とは違って、100人いるかいないかだった。な、なぜ俺は一次を通ったのか、よくわかなかった。やっぱり運が良かったのだ。

二次面接では、人事部の課長とその隣に同じく人事部の主任の美人の女性の二人だった。

美人「宮平さんが、今までで一番辛かったことと、それをどのように受け止めましたか。もし、克服したことがあったら教えてください」

私「低レベルな話ですけれども、本音を申し上げてよろしいございますでしょうか」やばい、テンパって敬語がおかしくなっている。

美人「もちろんです」美人は感情がないかのようにそう言った。