第26話

 僕は動画編集を部室のパソコンでして、加奈は僕の向かいの席で漫画を読んでいた。

 二人で向き合って作業をしていた。

「ところで昨日の再生数は?」

「ああ。見てみるか」

 動画を開くと十万再生だった。

「十万再生」

「いやー凄いですね。下着になった甲斐がありました」

 加奈の目はくりくりとしていた。

 窓の外は夕日が沈もうとしていた。

 僕は部室で編集を終えて、今日撮ったものもアップロードした。

「再生数どれくらいいきますかね?」

「昨日のよりエロいしな。三十万くらい一日でいきそうだな」

 僕らは部室を後にした。

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