最終章 その5
監督:では、ラウンド3のセットルーチンです。
紫苑:「狼か...」
漆黒の騎士は口端から滴る血をぬぐうと、異形化したティアを見つめた。
「懐かしい目をしている」
彼女は一瞬自虐的ともとれる微笑みを浮かべるが、剣を構えふたりに向き直る。
「私は、世界を終わらせることが、世界を守ることだと信じている」
彼女の周りに力の奔流が渦巻く。それは悲しみに満ちていた。
監督:ガーデン2、4、6にマーカーを設置します。そこにいる場合、防御力1減らしてください。
監督:ではチャージを。
アリアナ:6B6 → 4,4,3,3,6,5
4にプチラッキーを2回使って6にします。よって、3、3、4、5、6、6となります。
ティア:こんにちは~。ひとまずチャージ! ラウンド3だから3+3で6ダイスですね 。
6B6 → 1,3,5,1,2,6
5にあるスキルがもう使用不可能なので、プチラッキー3回使って2にします。これで1、3、2、1、2、6です。
監督:了解しましたー。 では、みなさん、準備はできましたか。何か紫苑に言いたいこととかございませんか?
ティア:ティアは半分野生に戻ってるので、騎士に低いうなり声をあげるのみですね……
アリアナ:ええと、では「貴方の悲しみは伝わってくるけれど、それはわたしのものではないです。同じように私の痛みもあなたの痛みではない」
「ならば、世界のすべてをあなたが代弁するのはおかしいと、思うんですよ」少し悲し気に。
「今はただ、剣を交えましょう」
以上です。
紫苑:「これは、わたしだけの意思ではない。」
そう言って彼女は大剣をかかげる。
監督:では攻撃行きますよ。
アリアナ:どうぞ!
ティア:(ぷるぷる)
紫苑:オダマキの花びらが舞い上がる。
「
オダマキの花びらが刃の如く全員に降りそそぐ。使い手さえも傷つけて。
監督:というわけで、おふたりにそれぞれアタック判定5ダイスずつです。
アリアナ:はーい!
監督:ではアリアナさんから
(5D6) → 1,3,3,5,4
アリアナ:4点!
監督:4ダメですか?
ティア:4ダメですね
アリアナ:ですね!ではHP8→4
監督:ではティアさんにも。
監督:5D6) → [6,5,2,2,1]
こちらは2点ですね。
ティア:HP4→2
監督:おふたりから演出をいただきたいです。
アリアナ:乱れ舞うオダマキの花びらが鎖帷子をも貫通して突き刺さる。さながら黒い嵐のように。
ティア:すんでのところで後ずさって回避したが、それでもティアの両足にオダマキの花びらが突き刺さる。
「グ……」
アリアナ:「う、あっ……」膝をつきそうになってなんとかもちこたえたが、ダメージはかなりのものだった。
「でも……わたしだって負けられない!」
監督:演出が終わりでしたら、もう一度アリアナさんへアタックしたいのですが。
アリアナ:どうぞー!
監督:漆黒の騎士がさらに剣を一閃する。オダマキの花が舞い上がり、再びアリアナを襲った。
監督:というわけで、ロングレンジで「
監督:6ダイス、受けてくださいね 。
アリアナ:来い!
監督:(6D6) → [2,4,2,4,6,1]
アリアナ:3点!何とか立ってる!
監督:3ダメでしょうか 。
ティア:ギリギリィ!
アリアナ:HP 4→1
監督:演出ください(わくわく) 。
アリアナ:剣の圧が、そしてそれだけではない刃の力が離れた私のところまで届いた。振りぬかれた刃がまるで直接食い込むようだった。
「きゃ……! 」
さすがに膝が笑う。エクリプスとして敗北したときの痛みを思い出す。けれど!けれどまだ私は立っている!
「まだ、まだまだいける!」
アリアナ:こんな感じで!
監督:ありがとうございます。かっこいいです!では紫苑のターンはこれで終了します。
アリアナ・ローレンス:はーい!では予兆をくださいませ!
監督:次はですね。桜の花びらが黒の騎士をつつむ。みるみるうちに騎士の傷が回復していく。
監督:というわけで、回復のターンです。
アリアナ:ひえええ 。
ティア:きゃー。
アリアナ:では、アリアナの攻撃、参ります。
まず先に、3の「
これを二つとも使ってティアさんとアリアナのHPを4回復。
ティア:回復ありがとうございます! 今回は移動の助けはいらなさそうというかアリアナさんに移動スキルがないですね??
アリアナ:さらに四葉カウンター+2でフルになります!
ティア:回復していただいてティアHP2→6に。
監督:なるほどなるほど。
アリアナ:そして、6の「
監督:うわー、これはけっこうきそう。
ティア:ゴーゴー
アリアナ:いきますー。
(9B6) → 2,3,2,1,3,4,2,6,6
ティア:5ダメージかな 。
アリアナ:5ダメ―ジですね。
監督:5ダメですか。なるほど。
ティア:なるほど言ってる監督が怖いんですけどw
監督:シロツメクサの花びらとオダマキの花びらが交錯する。
アリアナ:むむ。
監督:そして、「
アリアナ:きたーーー!
ティア:あっこれやばいやつでは?? <黒影
アリアナ:とてもやばいです!
監督:5ダメうけてください。
監督:騎士もがくりとひざをついたが、オダマキの花びらが刃のごとくアリアナを再び襲った。
アリアナ:「か……はっ」舞い散る黒と琥珀の花びらの嵐の中で、衝撃を受けてうずくまる。体からみるみるうちに力が抜けていく。
「これで、終わるの?」
フラーウムの笑顔を、わたしはまだ見てない。いやだいやだいやだ。この世界が終わってしまうのもいやだ。
「もう一度、もう一撃、一太刀浴びせて。一歩でも前へ!」
その想いと共に、大剣がぐっと長く伸び、腕と一体化した。 琥珀の柄飾りが腕を取り巻くように絡みつき、輝く。
「もう一度!立つ!」
アリアナは立ち上がった。
アリアナ:歪みを使用して、異形化! HP5→0→4で立ち上がります。
監督:ヒロインですな。 了解です。まだ攻撃ありますよね。
アリアナ:はい、6の「
ティア:黒影がまだ残ってらしてそうでいやん
アリアナ:まずダイスブーストします。2+4+3+異形化の+3で12ダイス!
監督:これは、、、
アリアナ:紫苑さんに長く伸びた刃を振りますよ!
監督:どうぞ!
アリアナ: (12B6) → 3,1,1,5,1,2,2,5,4,1,5,5
監督:6ダメですね。
アリアナ:6ダメージに、1が4個出たので1を振り直します。
ティア:1が4つあるので振り直しが4つ発生。
監督:すごい。
アリアナ:(4B6) → 3,3,6,1
ティア:1もう一回!
アリアナ:6+3で9ダメージ!もう一回振ります!
監督:うわーうわー
アリアナ:(1B6) → 1
ティア:わんもあー
アリアナ:(1B6) → 4
アリアナ:よし、10ダメージ!
ティア:これで合計10ダメ!
監督:はい、これで紫苑は撃破なのです。おめでとうございます!
こちらの演出をいれるまえに、 アリアナさんの攻撃の描写をいただきたいのですが。
ティア:おおーやったー
アリアナ:おおー!ではでは描写を。
アリアナ:「フラーウム!私に力を!『望むものがある限り、世界に光を!』」
体と一体化した大剣を2度、そして3度振り下ろす。伸びた剣先が吹き飛んだかのように見えた。
刃が漆黒の騎士に届く。3度、打ち下ろされる。今度こそ、アリアナは膝をついた。
監督:漆黒の騎士は琥珀の大剣を自らの黒い剣で受けた。そして三度目、剣が消し飛び、漆黒の騎士は膝をつく。がくりとそのまま、その場に倒れた。
騎士の漆黒の鎧はさらさらと崩れ落ち、その場にはティアには見覚えのある軍服のの女性が横たわっていた。
ティア:「!」
ティアは見覚えのある姿に駆け寄っていく。
アリアナ:荒い呼吸を整えて、立ち上がる。女性とティアのもとへ、ふらつきながら一歩一歩歩み寄っていった。
ティア:「…………」その女性の顔に顔を擦りつけて、じっとその瞳をみる。
アリアナ:彼女の傍まで来ると、膝をついて声をかける。白い蝶の仮面ごしに視線を交わす。
紫苑:女性は片手をあげて、狼の頭をやさしくなでる。
「...冬海」と声にならない声でティアを呼び、そして目を閉じた。目の端から光るものがつたっていた。
アリアナ:彼女の唇が動いたけれど、声は聞き取れなかった。狼を撫でるその手の優しさが、彼女の持っているもう一つの姿だったのだろうと思いながら瞑目する。
ティア:こちらを優しい手で撫でた彼女は、知らない誰かの名前を呼んだ。それがその誰かのもとに届くようにと、ティアは一声高くいなないた。
監督:以上でバトル終了でよろしいでしょうか?
アリアナ:はい!ありがとうございます!!
ティア:OKです!ありがとうございましたー!
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