一人タバコ


叫ぶ声誰も知らず

穏やかとは程遠い

悪いことがしたい

袋叩きの時代だとしても


薬が優しく頭痛を

山の遠くへ飛ばす

痛みを知らない世代

それも次第に変わりゆく


今日のあなたは何点だ?

明日の確率はどうなんだ?

こんな時なんて言うんだ?

笑い飛ばすの失敗してるな


プラスチックの様な世界だ

どっか安っぽくて

熱をあげてぶつかれば

歪んで嫌な匂いをたてる


あなたが思うよりもあなたは

罪に塗れて汚れている

あなたが思うよりもあなたは

罰に疲れて諦めている


煙だけが流れて柔らかく

月に向かって飛んでゆく

わたしを置いて綺麗なところへ

楽しそうに笑いながら

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る