早負の恋愛進学塾

男は摂政

プロローグ

突然であるが学生である俺の座右の銘真剣に聞いて欲しい。


『恋愛は学生生活にとって害である。だから恋愛は絶対にしてはいけない』


恋愛は学生生活を華やかにし活気づけるものであるが勉学が本業の学生にとっては時間を奪い、盲目になるために害である。


そう嘯くのは日本に住む一般的な大学生の

中川連人である。19歳の彼には彼女がいた。彼女の名はエリー。一学年下の高校生である。彼女との出会いは高校時代でバスケ部の後輩だったことが原因である。


「はぁ〜なんで俺なんかに彼女がいるんだろう」

今、連人には重大かつ難しい問題がのしかかっている。

それは彼には彼女がいるということだ。彼は今まで彼女が出来ないように努力してきた。見た目、性格、頭脳はピカイチの彼は今までに幾度もありとあらゆる女性から告白されてきた。だが、告白される度女性を豚呼ばわりし、相手が血の涙を流すほどの辛辣な返答で振ってきた。


その日も一人の女性から告白され振った。


「ほんと豚みたいで気持ちわりーわ。ゴキブリの方がよっぽど可愛いわ。さてとマックでチョコレートシェイクでも買って急いで帰ろうかなー」


彼は帰宅を急いだ。暗くなると周りが見えにくくなる。そうすると異様にモテる彼は痴女に襲われる可能性があるのだ。

その時―――


ドスン!!!!


彼は何かに後から豚―否―見たこともないほど美しい女性がのった自転車に衝突されたのだった。

女性は叫ぶ


「ご、ごめんなさい!!大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」


だが、彼は返事をしなかった。

彼は頭から地面に衝突し意識を失ってしまったのである。

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