橋の上

自分にないものを持つアナタに魅かれた

激流の反対側 決して辿り着けない向こう岸

ガラにもなく歯を食いしばってみたりして

この細い腕で橋を架けたくなったんだ


何気ない瞬間にも 心は正直

キミは気付かないよね 肩を組んだあの日の夕暮れ

並んで自転車をこいだあの道は 涙でユラユラ揺れていた

不格好な青春 始まらないままに終わったけれど


世界中の人を二種類に分ける方法は一つだけではなくて

ボクとキミとの分け方は "フツウ"とちょっと違かっただけ

ボクが架けた橋はボクだけが進む通り道

歩み寄るキミを ボクはそっと制止した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る