応募用あらすじ (注:ネタバレが多分に含まれます)

 こんなはずじゃなかった。昔はもっと平和だった。目の前の修羅場な光景を見て嘆く主人公、佐竹三澄さたけみすみ

 両親を失い、一年と数か月の間無気力な日々を過ごしていた三澄は、通学路の途中にある公園で、吸血鬼と人間のハーフであるという少女、陽ノ本若菜ひのもとわかなと出会う。

 身寄りのない若菜と共に暮らすことになった三澄は、その生活の中で少しずつ若菜との心理的距離を縮めていくことに成功し、順調な滑り出しかに思えたが、若菜の作ってくれた弁当を学校に持ち込んだことが幼馴染の藤林律ふじばやしりつに知られたことで事態が急変。突然家に来ると言い出した律から若菜の存在を隠すべく奔走するが、律の予想外の行動により、状況は混沌としていく。

 更に勘違いを加速させた律は、とうとう三澄に告白しキスをして逃げ去る。初めての感覚に戸惑わずにはいられない三澄。

 しかしなんとか持ち直し、律の誤解を解いてから、律と若菜の対面が行われる。そこで三澄は律へ、自身についてはっきりと伝え、その場は一旦収まった。

 三澄はその後、律の様子が気がかりで仕方なく、最終的には律へ自分との交際を持ち掛ける。しかし律に恋愛感情がないことを悟られ振られてしまい、そもそも恋愛というものを知らない三澄は、若菜の助言から恋愛の勉強を開始することになる。

 また、學校のテストが近いこともあり、そちらにも注力しないといけなくなりながら、今度はクラスメイトの千歳美月ちとせみづきが若菜と対面し、若菜の交友関係が少しずつ広がっていくことに喜びを覚えていく三澄だった。

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