四世界大戦

Mr.いけこう

プロローグ

995年前 超界(進化した人間が創った世界) 「天界、魔界、獣界、超界の皆さんにお知らせします」 「何事だ」 突然響き渡る謎の声に、超界の長である超皇は警戒する。 「私は、本来交わることのない4つの空間を歪め、他の世界に入る事を可能としました」 怪しい言葉に超皇は苦い顔をする。 「上を見て下さい」 その言葉に超皇は空を見上げると、そこには謎の機械があった。 「空にある機械は我々が開発した破壊装置です。それぞれの世界に設置してあります。その装置は1000年後に爆発し、それぞれの世界を滅ぼします 。では、試しに爆発を起こしましょう」 その声と共に、激しい爆発が起こり、まわりの建物が崩壊した。 「実際は今の爆発の10000000000000倍の威力です。しかし、他の世界を全て滅ぼせば、残った世界の装置は爆発せずに消えます。それでは、生き残れるように頑張って下さい」 その言葉を最後に声が聞こえることはなかった。 「あの言葉は本当なのだろうか」 超皇が考えていると、空間が歪み、男が入ってきた。 「誰だ」 超皇が身構えると、男は笑い、 「まあ、落ち着け。私は魔王。魔界の王だ。しかし、本当に別世界にこれるのだな」 「たしかに、凄い魔力を感じる。魔王というのは嘘ではないようだな。私は超皇。この世界の長だ」 「ところで超皇。さっきの件だが、どうする?」 「私はこの世界の生存を第一に考える。戦争は辞さないつもりだ」 「だよなあ。次合うのは戦場かもな。 では、私はこれで」 そう言って魔王は魔界へと帰って言った。 「はあ、この世界の未来はどうなってしまうのだろうか」 未来が心配でしかない超皇であった。

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