05「一諾千金 -いちだくせんきんー」
「指切りげんまん
笑顔の親友と交わした約束。それは、親友の恋を応援すること。
親友の想い人は、私の幼馴染み。だから頼まれた。
「なあ、ちょっといいか」
家も部屋も隣同士の幼馴染みは、玄関を通らず直接私の部屋に来る。少し顔を赤くしている幼馴染みの話を聞かないように、カーテンを閉めた。
「話、聞いてくれよ」
避けたせいで、より接触することになってしまった。一度拒否したから、その姿勢を徹底したい。でもそうすると親友との約束が果たせなくなる。親友とも、少し険悪になっていた。
「ねぇ、紹介したい子がいるんだけど」
私は、親友との約束を果たすことにした。
『
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