第117話創造神エアリアル様ってポンコツ?


ハルちゃんが寝てる間の話し合いも終わり、ルナがハルちゃんを起こしに行った


「ハルちゃん、お出かけするから起きて♪」


ハルはもぞもぞしながらベッドの中から起きてきて、目をこすりながら


『まだ眠いのぉーもう少しー』


ルナは寝起きのハルのしぐさに、萌え萌えハートを〈ズキューン〉って射ぬかれ


「は・ハルちゃん可愛い過ぎるはぁー

たまらないわ♪ ちょっとだけならいいわよね 」


といいながらルナは、ハルを抱きしめ一人でもだえていた。



ハルを起こしに行ったきり戻って来ないルナにしびれを切らしクルルは


「ルナは、何をしておるのじゃ!」


スミレが立ち上がり


「たぶん、ハルちゃんを見てもだえてるんでしょ、ルナって可愛いの大好きですから、ハルちゃんを見て萌えハートがズキューンってなってると思ういます」


デリスが笑いながら


「ハハハ… その気持ちは、わかるのじゃ♪我らのハルちゃんは、可愛いからのぉ」


皆が笑うなか、クルルは


「いつまでも朝食が食べれん、せっかくレンゲとミロで作ってくれたのに、誰か呼んで来てくれ」


私が行って来ますと、ユリが立ち上がり呼びに行った


「ルナ!何をやってるの?下でみんなで待ってるのよ!」


ユリは、ハルのしぐさを見て


〈ズキューン〉


「可愛いー はぁ~ なんて可愛いの♪」


はっ!ダメよ!皆が待ってるんだから連れていかないと、思いルナの手をハルから引きはなそうとしたら


ハルが上目遣いで

「まだ眠いのぉ~ お姉ちゃんもう少しダメ?」


〈ズキューン!〉


ユリは、戻ることはなかった



クルルは


「ユリまで戻って来んではないか!何をしておるのじゃ!スミレとレンゲ二人で見て来てくれ」


スミレとレンゲの二人は立ち上がり呼びに行った


「ルナは、可愛い好きだからわかるけど、ユリってそうじゃなかったと思うんだけど…」


「スミレ、注意して入るのよ」


お互いうなずきハルの寝てる部屋に入った


「ルナ、ユリ!二人とも下でみんながご飯食べずに待ってるんだよ早く… ルナ何やってるの?ユリ?え?あなたも」


「スミレこれは、状態異常でしょうか?」


スミレは、覚めた目で


「これは、ただの可愛いハルちゃんに萌えてるだけでしょ、さっさと二人を正気に戻し連れて行くわよ!」


スミレとレンゲが、ハルの身体に頬擦りをするルナ達を引きはなそうとしたら、ハルがうるうるとした目で、


『お姉ちゃん達を連れていかないで』


〈〈ズキューン!〉〉はぅー!


何かが…


「レンゲ… ダメよハルちゃんの可愛いしぐさに騙されては、見つめちゃダメよ」


「う・うん… は・ハルちゃんって魅了のスキル持ってた?はぁはぁ何か私の中のハートが、キュンキュンするんだけど」


「確かに、ヤバいわね… 見つめないで 」


するとハルが


『嫌なのぉ~ まだ眠いのぉ 』


〈〈ズキューン!〉〉


こうしてレンゲとスミレも戻って来なかった


クルル達はこの状況に


「あの二人まで戻って来んとは、うーんハルを起こしに行くのはやめた方がいいのぉ」


デリスもうなずき


「あの二人は我らの中でも一番そう言う可愛い… 萌えだったか?耐性があるはずじゃから、我らが行くと同じ事になるのじゃ、ここはいつものように自然にハルちゃんご起きて来るのを待った方がいいじゃろ」



ミルルもうなずき


「しかし昨日ハルちゃん夜更かしでもしたのでしょうか?珍しいわね」


その言葉に一人ギクリとするレナだった


レナは心の中で、ヤバいまさか昨日寝かけてたハルちゃんを起こして少しだけ確認した事がこんなになるなんて… でも大切な事だし黙ってよ


☆・☆・☆

昨日の夜レナはみんなが話し合ってるなか抜けだして一人でハルの寝室に来ていた。


どうしても確かめたいことがあったから


「ハルちゃん起きてる?」


『うーんいろいろ考えてたら寝れないの』


「じゃちょっとだけ、お姉ちゃんにハルちゃんの事で確認させてほしい事あるの?いいかな…」


『はいなのです』


「ありがとう♪」


私は、ハルちゃんの事をそんなに心配はしていない、それはこの持ってるスキルのおかげで気づけたから


クルル様達はハルちゃんのステータスを見て6歳児並だ、しっかり守りをって騒いでたけど、私は解析、分析と鑑定上位の真鑑定があるから気がついた、それを確かめるためにハルちゃんの部屋に来た


「ねぇハルちゃんお姉ちゃんにステータス見せてくれる?」


『はいなのです!』


名前 ハルリエル

年齢 6歳 ♀

身長115cm 体重18kg

種族 神族  生命神

LV.∞

生命力 HP  500【封印】

魔力  MP  5000【封印】

物理防御ADF  500【封印】

魔法防御MDF  500【封印】

物理攻撃力ATP 100【封印】

魔法攻撃力MAP 500【封印】

俊敏 AGI   500【封印】

知力 INT   5000 【封印】

スキル 回復魔法LV.3  封印反射LV.3 その他スキル全封印

称号 創造神エアリアルの娘


なるほどね… やっぱりこの種族とレベル∞だよね…


それにMP5000くらいで、私が気がついたことなんてならないよね…


「ハルちゃんちょっとだけ痛いことするかもだけど、後でお菓子あげるから我慢してくれる?」


『うん♪お菓子もらえるならいいのです♪』


「じゃ行くね」


私は、いくつかのことを確かめて行った


えい! いっう…


『レナお姉ちゃん大丈夫?』


「ごめんね、ポーションあるから大丈夫よ」


次だ、私はアイテムバックからナイフを取り出してさらに確認する


えい!〈パキン…〉


嘘…


これで確信に変わった


私が気になったのは、ハルちゃんは本当に6歳児並みステータスなのだろうか?って疑問を抱いた


1.魔物達が成長してること

2.ミラーレ大森林の魔素量と濃度

3.ハルのステータスが神族レベル∞

4.MPの低さ


1と2の状態はハルちゃんのMPの低さが本当なら考えられない事だった


ミラーレ大森林の魔素量と濃度はハルちゃんの影響があるのは、初めて来た時にわかったけど、今はあの時よりも確実に多くなってる、だから魔物が成長し、森も成長してる


そこで私は、ハルちゃんの種族が、人族から神族に変わった事に原因があると思って確認してみた


まずハルちゃんに向かって小さい風魔法の風刃を放った、するとハルちゃんの身体が少し反応して風刃が私に向かって反射されて戻って来て避けれず手を切ってしまった


次にナイフを取り出してハルちゃんには寝転がって見えないようにナイフで手を突き刺した


〈パキン…〉


私は思わず嘘って思った


これで確信に変わった


ハルちゃんのステータスは、神族のステータスだと


つまりHPの500は私達の数千?数万倍じゃないかと…だからMP5000なのに前以上に森や魔物が成長してるのも納得できる


それにハルちゃんの身体に人間が作った武器では傷がつかない


それにスキルの封印反射これってハルちゃんに同じスキルを使うとそのスキルは、封印されると言うとんでもないスキルで、おまけに使用者に反射される超危険なスキル


ハルちゃんの話しだとエアリアル様は、ハルちゃんのステータスを下げて危険な状態になったらすぐに神界に戻すつもりだと言ってたけど…



エアリアル様って天然?


それともポンコツ?




だってたぶんハルちゃんクルル様よりもはるかに強くなってるよ…


スキルの封印反射もたぶん、私達がハルちゃんが傷ついたり、毒とか状態異常が起こった時に、回復させると思って、こんなとんでもないスキルを与えたと思うんだけど、これって攻撃してくる相手も同じ事起こるのわかってたのかなぁ?


こんなスキル持ってるハルちゃんに誰も魔法攻撃なんてできないよ、それに反射して返ってくる魔法が数倍になってるたぶんスキルレベルが関係してると思うけど…


もしハルちゃんに向かって超強力な魔法を放ったら… 放った相手消滅するんじゃないかな


それにナイフが折れたようにたぶん毒とか状態異常も神族だから関係ないと思うし、ステータスが神族で、レベルが∞能力値が神族基準数値




こんなのって絶対前より強くなってるよ




エアリアル様知らないだろうなぁ



みんなにも黙ってた方がいいよね、その方がエアリアル様に気づかれないと思うから


たぶんいつまでも戻すことができなくて焦るかも、でもポンコツだから気がつかない… フフフ


☆・☆・☆


はぁ~昨日のあれが原因でハルちゃんの寝起き悪いんだろうなぁ…


黙ってよ


「ハルちゃん今日は、どうしたんでしょうね」



クルルはレナを見て


「レナよ今は、待つのみじゃ!お前も行くでないぞ!」



「はい!クルル様」

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