第115話ハルは普通の子供だから大人しくしたいのです

ハルの身体をふきおわったレナはそっとハルを寝かしハルに優しくキスをする


「ハル先生おやすみなさい」


するとハルの身体が急に温かくなりハルが目を覚ます


「レナお姉ちゃん」


レナは驚きハルを見つめてると涙があふれだす


「ハル先生ー!わーーん」


その声を聴き全員が集まってくる


起き上がってレナの頭を撫でるハルを見て全員が涙を流す


「「「お帰りハルちゃん」」」


ハルはベッドに座り家族を見つめ


クルル母様、ミルル母様、デリス母様、ルナお姉ちゃん、セリスお姉ちゃん、ウランお姉ちゃん


「みんなぁただいまなのー」


それからハルは、家族に囲まれハグやキスをされまくり楽しい再会となった




ハルが回復したことは、すぐ連合国内に伝わり国中大騒ぎになり、ハルが戻ったその日を復活祭にすることが決まり全国民で祝福のお祭り騒ぎになっていた。


ハルは、ツリーハウスのデッキに出て森に向かって叫んでいた


「みんなぁーハルは戻って来たのぉー心配してくれてありがとなのぉー」


すると森のあちこちから魔物たちの声が聞こえて来た


ワォーーー

ガオーーー

グオーーー



魔物達もハルが戻ったことでそれぞれの住処に帰って行った。


森に来てくれてた人達も帰った頃ハルは連合国の全国民に魔道具の記録映像でメッセージを残しそれを見て全国民が喜び合っていた。


ハルも家族とツリーハウスでのんびり過ごして、みなでこれからどうするか話し合ってた時に、エアリアル母様の言葉を思い出し自分のステータスを見てみた


名前 ハルリアル

年齢 6歳 ♀

身長105cm 体重14kg

種族 神族  生命神

LV.∞

生命力 HP  500【封印】

魔力  MP  5000【封印】

物理防御ADF  500【封印】

魔法防御MDF  500【封印】

物理攻撃力ATP 100【封印】

魔法攻撃力MAP 500【封印】

俊敏 AGI   500【封印】

知力 INT   5000 【封印】

スキル 回復魔法LV.3  封印反射LV.3 その他スキル全封印中

称号 創造神エアリアルの娘


「え!何このステータス」


ハルは思わず声をあげてしまい、それを聞きクルルたちが集まって来た



「どうしたのじゃハルちゃん」


ハルはみんなに集まってもらい話をした


「何でもないの ハルはもう前みたいに強くないんだって思っただけ、神界の母様が次ハルが酷いことされたらすぐに神界に戻すって言ってたからそれかなぁって、たぶんみんなのステータスにも影響が出るかもです」


ミルルはハルを抱き寄せ頭を撫でる


「大丈夫よハルちゃん、今度は絶対一人にはさせないから・・ごめんね」


ミルルは今回油断したことで、ハルをさらわれると言う失態をずっと悔やんでいた。


「ミルル母さん、ハルはまたこうしてみんなと一緒にいれるから気にしてないよ」


ミロもハルの手を握り


「私もいるから、もう絶対ハルちゃんを見失わないから!探査レベル上げたんだから」


ハルは、自分の今のステータスのことを説明した


「ハルは回復魔法が少しだけ使えるだけで、すべてのスキルが封印されてるの、それに能力も封印されてるの」


デリスは、落ち込むハルを見つめ優しく微笑み


「ハルちゃん、そんな心配しなくて大丈夫だから、私達家族は、ハルちゃんとずっと楽しく暮らすのが一番大事なのよ、ハルちゃんの影響で弱くなったとしてもみんなで助けあって行けば問題ないから」


クルルもうなずき


「私達は家族の強い絆があります、だから心配はいらない」


「みんな、ありがとうなの 弱いハルだけどよろしくなのです」



「はい!ハルちゃん心配しなくても大丈夫よ、みんなで楽しく過ごしましょうね」


ミロは、ハルに聞いてみた


「ねえハルちゃん、行って見たいところってある?」


『うーんとね、温泉の沢山ある国と獣人の国とエルフの国と世界で一番大きなギルドのある国に行きたいのでも… いい』


クルルは、ハルの希望の国を多数決できめることにした


「じゃみんなで決めましょう、温泉で有名なユーフォニア国、オライリ獣人国、森人の国フェールスト、中央ギルドがある国ポポロッカ、さあみんなで決めましょう」


「あのー ハルいかないよ ここが」


あれなんで行くことになってるの?みんなで決めてるし




「はぁーい」


じゃユーフオニアに決まりね


デリスがハルにステータスが気になり聞いてみた


「ところで、ハルちゃんのステータス教えて、私達もどれだけ注意しないと行けないか知っておく必要があるから」


「じゃ教える」


「え!HP500に、MP5000で他がほとんど500でスキルが回復魔法だけ?今まであった耐性も、身体強化も全てなくなってる…」


「うん普通の6歳の能力で多いのは、MPが少し多いだけそれ以外は何も だからもう耐える事できないの 」


デリス達は、ステータスを知りこれからの事を悩んだ

これは、ほとんど普通の6歳の子供じゃ、今まで見たいにはいかない、身体強化もないなら馬車で行くしかないか…


「お母さん達、ハルはやっぱこの森にいるから」


デリスは、少し怒った口調でハルに言う


「ハルちゃん、私達は家族なのよ!どうして遠慮するの!」



「ハルは、みんなと過ごしたいの!だからこのままでいい」


ミロは、ハルに心配しなくても大丈夫です私達に任せて、ちゃんと考えてるから


「うん」





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