第84話ハルはミロとバルパスにお仕置きします

ハルちゃん……大丈夫…


『うーん………また寝てた…ミロさん』


「あの屑が目を覚まして騒いでるわ」


『ハルはこの国にプンプンなのです!許せないのです、あいつら連れてこの国の偉い人がいるところに行くのです!』


「えーー!あの屑連れて中央都市に行くの?ほっといたらいいのに」


ハルはウーゴたち閉じ込めてる牢に行き騒ぐウーゴたちを眠らせ、粘糸でまとめて縛り引きずって連れて来て、施設の馬房にいる馬に縛り付けて、ハルは歩いて行こうとする


「待ってハルちゃん、中央都市に行くなら私が連れてく、この人数ならギリギリいけるから」


『ミロさんに任せるのです、よろしくなのです、できたら町の外がいいのです』


「そんなことしたら騒がれて偉い人の所に行けないよ、いいの?」


『はいなのです!ハルは考えたのです』



「じゃ行くね!ルパス!」


ミロは転移先の言葉を言ううと景色は一瞬に切り替わる



ハルは身体強化魔法でわざとオーラが出るようにし髪も逆立たせウーゴたちを引きずり門に近づく


中央都市入場の門は大勢の人であふれていたがハルが近づくと大騒ぎになり、大勢の兵士が出て来た


魔族のミロもオーラを纏わせて二人並んで門に向かって歩いて行く


兵士も近づくと攻撃すると行って来るがハルは無視をして歩いて行く当然ハルたちの周りには障壁が張られ攻撃が当たることはない


兵士たちは周囲にいた入場待ちの者を急ぎ町中に入れ城に連絡を入れる、ハルも門から100mくらいの所で止まり衝撃波に言葉をのせる


『コノクニノセカイヲハカイスルコウイイマスグヤメヨ!』


衝撃波で城壁はひび割れて行き兵士たちは地面に伏せている


城内の皇帝たちも魔族襲来の知らせを受け混乱する、


宰相はまだパルス城下にいる勇者に魔族に対処するように兵士に伝える


「陛下お聞きになりましたか?」


「魔族の言葉にいちいち反応するな!お前の計画通りこのまま進めていく!兵を城壁に集め対処しろ!」


城の城壁の上城門の前に武装した兵士が集まってくる


『何かいっぱい出て来たよ、ハルちゃんどうするの?』


『たぶん勇者も出てくるはずなのそれも待ってるのです』



『えー!勇者って私達魔族にとって強敵よ!大丈夫なの?』


『はいなのです!勇者はバカなのです、子供なのです!ハルに任せるのです』


そういうハルちゃんはもっと子供なんだけど・・・


城門の外に兵士と共に勇者3人も現れ、城壁の上には皇帝と宰相他軍務貴族たちが姿を現す


『これでお仕置きしたい人達集まったのね、ミロさんにお願いあるのです、もしハルがまた寝ちゃったらどこかに転移してほしいのです、無理ならハルだけ置いてミロさんだけでも転移して逃げてください!ハルは大丈夫なのです』


『そんなことできないわよ!危なくなったらハルちゃん連れて転移するから』


兵士の前に勇者3名が現れハルたちにいきなり魔法を放つ


「エクスプロージョン!」


『えー!いきなり魔法放ってくるわけ、ハルちゃん!』


『大丈夫なのです!アイスドーム!』



〈ドッコーーーン!〉



上級火属性魔法を撃ち込んだ勇者達は何ともない魔族の二人に驚いていた。


「な・何いーーーい!あの魔法が弾かれた?」


ハルは勇者達に話しかける


『お兄ちゃん達が異世界から召喚された勇者ですか?未知の兵器を作って、この世界を、人の住めない世界にしたいのですか?馬鹿なのですか?』




召喚された勇者獅々倉達は、苛立つていた。


「うるせぇ!俺たちは被害者なんだよ!この世界がどうなろうが知ったことか!」


『本当に、子供だぁ…ちっちゃいです!勝手に召喚されたから被害者?ふーんそれって召喚した人達との問題なのです!この世界の違う国の人達関係ないのです!』


「うるせぇ!他の国?はぁ関係ねぇ!この世界の人間は同罪何だよ!この国この世界がどうなろうが知った事じゃねえ!」


ハルは詠唱せず勇者の目の前にサンダーボムを落とす


〈ドォーーン!〉


『じゃお兄ちゃん達のいた世界で逆の事されても文句言わないんだ!よその国が自分たちだけが良ければ後は知らない、他の国のせいで、自分たちの国が汚染されて住めなくなっても、黙ってるんだ!』


「馬鹿か!そんなもん文句言うに決まってるだろ!何にもしてないのに住めなくねるなら!」


ハルはまたサンダーボムを落とす


〈ドォーーン!〉


『同じこと!この世界でお兄ちゃん達がやったこと!この国から流れる川汚染酷い!空気も汚れ酷い!このままだとこの世界人住めなくなる!わかってるのです?そんなの知ったことか!それって人の迷惑考えず勝手に召喚したこの国の人達と同じなのです!お兄ちゃん達は屑なのです!』


勇者達3人は反論できず、今度は3人がそれぞれ魔法やスキル攻撃をしてくる


「うるせぇーー!スーパーボム!」


「波動掌拳弾!」


「空波連斬!」


ハルに向かって勇者の攻撃が襲う


『反射障壁 !』



〈シュン!シュン!シュン!〉


〈ドォーーン!〉


〈ドコーン!〉


〈ザクザク!〉



「「「ギャーーーー!」」」



勇者達3人は自分達の魔法とスキルがハルの反射スキルでそのまま返され、自爆重傷を負う



『お兄ちゃん達もう少しちゃんと考えて!まだハルの行動邪魔するなら、今度は容赦しないから!』


ハルは空歩で、城壁の上にいる皇帝陛下と宰相の元に行くと皇帝に向かってはっきりと警告をするハルはまた怒りで紫のオーラが出現して皇帝達を睨み付け


『バルパスコウテイ!アナタタチ、オトナシクスルナラ、ナニモシナイ、マダヘイキヲツクリ、コノセカイヲオセンシツヅケルナラ、コノクニヲホロボス!』


ハルはそう言うと制限ギリギリの魔法を放つ!ハルはスキルレベルと魔力魔法イメージが凄く初級魔法が上級魔法並みの威力があるため、初級魔法の百近いファイァーボムを兵士のいない城壁の上に放つて城壁を破壊する!



〈ドォーーン!ドコーン!ドォーーン!ドコーン!………………………………〉



『コレハケイコク!』


そう言うとハル達は、皇帝達の前から姿を消す


皇帝達はその魔法の威力に驚き茫然としていた。


ハルの魔法でパルスの都市の城壁の半分以上が崩壊していた。


皇帝達はすぐにこれからのことを話し合うために城内に戻って行った。

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