第74話ハルと水族と伝説②

レーラのところに修復した魔法陣を使って、全ての水族の長が集まって来て、ハルに頭を下げる


「レス湖に住む全ての水族の長レーラが改めて、ハル様にお礼を申し上げます、この度は、我々一族の危機的状況を助けて頂き、ありがとうございます」


「ハルができる事をやっただけなのです、気にしないでなのです」


「いえ!食糧問題だけではありません、水族転移魔法陣の修復もしてくださいました。私達はハル様に感謝してもしきれません!確かに根本的に食糧問題が解決したわけではありません、このままではレス湖の汚染が広がり我々一族が滅ぶと思います、で も私達はハル様のことを忘れません!」



ハルはレーラ達を前にむくれる


「むーーー!何言ってるですか!ハルはまだやるのです!やることがあるのです!ハルはまだ諦めてないのです!なのに何でレーラさん達が諦めるのです!ダメなのです、もういいです!ハルが一人でやるのです!まだできることあるのに……グスン……


何で!何で諦めるのです……グスン………


諦めたらそこで終わりなのです!何もしないで終わってしまったら、きっと後悔するのです……グスン…


だから、一人になっても頑張って欲しいのです!じゃハルは行くです! バイバイ!」


☆・☆・☆

ハルは悔しかったです!何でまだできることあるのに……何で諦めるのって…グスン


ハルは、転移魔法陣で水族のいろいろなところに行った時に、調べてたのです


汚染の原因……どこかの国が川に変なのを流してレス湖の汚染が始まったのです


汚染の水を流してる川の水を湖に流れ込む前に浄化するのです、それから湖の中に浄化用魔石を沈めるのです!この湖すごぉくおおきいのです、だからレス湖に広がる10の水族の人達の近くに、沈めるのです


これが全部できたら、レス湖の汚染止まるのね、止まればまたシープルーンとかがまたたくさん芽がでるのです


たぶん、それまでは今の食糧で持つはずなのです


後は、汚染の水を出してる国を叱りに行くのです!



ハルは汚染してる川があるところを目指して移動したのです


移動すること1週間、やっとついたのです!めちゃ汚れでるのです。


ハルは汚れた川に入り魔力を流して土魔法で、川が湖に流れ込む少し前のところで堰を数箇所作って行きました。


川の幅と水量があって、1つの堰作る度制限保護がかかって、ハルは寝ちゃいました。


寝てる時襲われたら、ダメなので制限スキルがかかって眠りそうになったら、繭のようなカプセルに入って寝てました。


まずハルは、スライムさんの体液を固めた浄化剤を作りました、


次に汚染された水が流れ込むのを防ぐために堰をいくつか作りました。


せき止めて溜まった堰の中に数百入れる、一段目より二段目より三段目って感じで、水が浄化されていくように浄化剤も個数減らさずに、投入しました。


ハルは湖の中に入れる浄化剤と魔石を使って浄化する装置を作りながら堰の様子を見てました。


作った堰は7つで、少しずつ水が綺麗になってます、ハルが10個の装置と、広い湖を動き回る装置を入れた亀のゴーレムを作ったのです


10日かかりましたの、その間に湖に流れ込む川の水はほとんど汚染されてない水に浄化されてました。


川の水を綺麗にすることで、湖に霧のように発生してた濃い魔素が少しずつ減っていきました。


この汚染された水と何か関係あるのかなぁ…と思いながら、ハルは10の水族の村の近くの湖底に浄化する装置をセットしていきました。


湖の汚染は水深100mまで汚染水はPH3の酸性なので亀さんゴーレムにセンサーもつけてるので動き回ってもらえば湖も元に戻るのです、


亀さんゴーレムは口から吸って装置を通ってお尻から吐くだけだし、動くスピードもノロノロだから、組み込んだ魔石でどれくらい動くかわかんないけど、半年くらいは動くと思うのです。


ハルは10個目の装置を湖底にセットして、最後の50体目の亀さんゴーレムを湖に浮かべました。


「やっと終わったのです♪」


これだけ作るのに沢山かかって、制限かかる度寝ちゃってましたの、全部できてほっとして、めちゃ疲れたので少し眠るのです。ハルは湖のそばの草原で眠りました。


どれくらい寝てたのかわかんないけど、誰かがハルを抱き締めてくれて、湖にいるのです


「ほぇ?ハルは湖のそばで寝てたはずなの……」


ハルは、周りを見渡しましたの


「ここはどこ?ん?お姉ちゃんは誰なのです?」


綺麗な水のように透き通った姿の女の人がハルを抱いてるのです


「森の精霊の力を持つお嬢様、私は水の精霊ウンディーネ、この度は私の子供達を、そしてこの湖を救ってくれてありがとうございます、私も子供達も滅びを待つだけでした。ほんとうにありがとう、あなたに私の力を授けますのでお役だてください、困った時はいつでも呼んで下さい、水のある場所などこでも大丈夫ですから」


「ハルはこんなに大きな湖をダメにしたくなかったのです、今から湖を汚した人達を叱りに行くのです、困ったら呼ぶからお願いなのです」


ウンディーネは嬉しそうに


「わかりました、ハル様♪ではこれをお渡しします」


ハルはウンディーネから指輪を渡された。


「それは私との契約の指輪です、私も森の精霊同様ハル様にお仕えします、これからよろしくお願いします」


「えーーーー!何でハルに?」


「ハル様の行動は、私も含めこの湖に住まう全てのものが救われたのです、私も全てを捧げお仕えします、末永くよろしくお願いします、ハル様♪絶対離れませんからね♪ウフフ」


「………わかったのです、よろしくなのです」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る