白人も黒人もアジア人もみんな同じ
赤ちゃんの産声は、世界共通で「ラ」の音だと言われている。
「いやいや、俺は声が低いからドスの効いたドの音で泣いていたんや」
そんなことを、言う人がいるかもしれないが。
低い「ド」の声で
「オギャー」
と泣く赤ちゃんを、私は見たことがない。
この「ラ」は442Kz(ヘルツ)で、1秒間に442回振動する音波だ。オーケストラの演奏前に、楽器のチューニング(音合わせ)の時「ラ」の音でやる。
また、欧米では「ラ」の音をアルファベットのAと表す。日本語ならイロハのイだ。
Aは、アルファベットの最初。スタートだ。
赤ちゃんが生まれて、第一声が「ラ」Aだ。
不思議と重なっている。
赤ちゃんが、生まれて最初にすること、
それは、呼吸だ。
お母さんのお腹の中では、へその緒から栄養も酸素もお母さんからもらっていた。
しかし、生まれた瞬間から、自分で呼吸をしなければならない。大きな声で泣いて、縮んだ肺をふくらませて呼吸する。
赤ちゃんが泣いて、親は喜ぶ。
ボクシング、音楽、映画が、新しい世界をみせてくれ、見知らぬ人とつないでくれた。
そして、本が救ってくた。
妻が愛を教えてくれた。
息子が成長させてくれた。
母が産んでくれた。
仲間が励ましてくれた。
偉大なメンターが導いてくれた。
私は与えられた命を使い切る。
いずれ、灰になって消えていくまで。
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