キミは自転車に乗って

ころんで何度も倒れた


でも起きあがって


また、自転車に


またがっていた


地面に足を何度も何度もついて


止まれば倒れる


「コケてコケて、なかなか乗れへんだなぁ」


昔のことを思い出した


いつのまにか、バランスがとれてきて


「お父さん、見て」


少しふらつきながら


ペダルをこいで前に進んでる


気がつけば乗れていた


うれしそうな顔をして


「これで遠くまで行ける」


痛い目にあった


なんども失敗した


怖かったかもしれない


でも


キミの前には


新しい世界がひろがった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る