登場人物紹介・パート3

『赤の盗賊団』の章で出てきた敵キャラのご紹介です。

(ゾンビ群軍は以前ご紹介させていただきましたので省略です)



【サタン・クロース】

赤の盗賊団のボス。旅行者や行商人を襲って金品や食料を奪い、それを貧しい自分の種族の者に配っていた。


 イメージとしては、「クランプス」で、良い子にしていたおともだちにはやさしいサンタが、悪い子のおともだちには、説教と調教を兼ねてダークサイドのサンタ、「クランプス」がやってくるという。

 クランプスはアルプス山脈付近のドイツ・スイス・オーストリア・ルーマニアの村々等でよく民族間で語られる、クリスマス定番の伝説上の悪魔だ。

 伝説によると、クランプスはクリスマスシーズン中に悪い行いをした子どもに罰を与える。


また、『サタンクロース』(Santa's Slay)は、2005年に公開されたビル・ゴールドバーグ主演のブラック・コメディ/クリスマス映画である。


サンタクロースの正体は、神に負けたサタンの息子で、1000年間大人しくしていたが、その1000年目がすぎ去る時、再び彼は暴れだすのだった。


 他には、秋田のなまはげのイメージも追加しています。「悪い子はいねぇが」と。



【レッド・ノーズ】

獣人とレッドキャップの子。


 バフォメットのイメージで、バフォメットはキリスト教の悪魔の一人で、黒ミサを司る、山羊の頭を持った悪魔だが、トナカイの頭にしています。

 サンタといえばトナカイなので。また、ONE PIECEのチョッパーが変化した姿もイメージに合います。



【レッド・マント】

 凶刃を持つ強靱な狂人。都市の伝説の男。赤い盗賊団随一の強者であり狂者。

 元ネタはご存知、赤マント(あかマント)は、赤いマントをつけた怪人にまつわる都市伝説から来ています。


 学校のトイレにまつわる都市伝説(学校の怪談)の「赤いマント・青いマント」。

赤マント(あかマント)は、昭和初期に語られた「都市伝説」・「噂」・「恐怖デマ」の一種。赤いマントを身に着けた姿からこの名で呼ばれる怪人譚です。


赤いマントをつけた怪人物が子供を誘拐し、殺すというもの。誘拐の対象を少女のみとし、誘拐した後、暴行して殺す、とされることもある。


【レッド・キャップ】

 レッドキャップ(異名:赤帽子[あかぼうし]、レッドコーム)は、イギリスの民間伝承にある、極めて危険な妖精の一種である。

 直訳すると「赤い帽子」。主にイングランドとスコットランドの国境付近で出没するという。ゴブリンやオーガ等のアンシーリーコート。加害性の強い妖精、悪鬼。「祝福された者」を意味する肯定的なシーリーコートに対して、否定的な存在)の類いである。


 長く薄気味悪い髪、燃えるような赤い眼、突き出た歯に、鋭い鉤爪を具えた、醜悪で背の低い老人の姿をしており、赤い帽子と鉄製の長靴を身に着けて、杖をたずさえている。斧を得物とし、これで人間を襲う。彼らの名の由来となっている帽子の赤は犠牲者の血で染められたものであり、それゆえに常に赤錆色を帯びているのだという。


 人と見ればその命を奪おうと強烈な殺意を持って迫ってくる極めて残虐な霊的存在であり、廃墟となった城や塔、とりわけ、過去に凄惨な殺しが行われたり流血沙汰になったりした現場に棲み、墓地などにも出没するといわれる。

 一人歩きの人間を見かけると、たとえ遠く離れた所にいたとしても恐るべき速さで瞬く間に接近し、斧を振りかざして襲ってくる。そうして人を惨殺した後、溢れ出る血潮を用いて帽子を染め上げることを至上の喜びとする。

 弱点は、ロザリオ等の十字架であるとされる。また、捕まったときに聖書の文句を二言三言口にすれば姿を消すという。


 一方、パースシャー (en) にあるグランタリー城 (Grantully Castle) にも複数のレッドキャップが棲んでいて、彼らは幸運を授けてくれるという。



【ヴァン・テウタテス/ヴァン・エスス/ヴァン・タラニス】

 ヴァン神族の商人。『赤の盗賊団』の被害者。実は吸血鬼だった。


 元ネタとして、ルカヌスは『内乱』においてテウタテスをエススやタラニスと共に人身御供を要求するガリアの神の一つとして挙げている。

 酷烈のテウタテス神がおぞましい(人身御供の)血で、また恐るべきエスス神が野蛮な祭壇で鎮められ、スキュティアのディアナに劣らず過酷なタラニス神の祭壇が祀られる地の部族も然り。また、汝ら、歌人として、戦に斃れた雄々しい英霊を末永く未来に歌い伝える者たち、バルディよ、汝らも心安らかに数多の歌謡を歌った。また、ドルイダエ、汝らも、武器を置き、蛮族の習いの、聖なる儀式へと戻っていった。


【仕立て屋テラー・テーラー】

 アンデッドの軍をあやつるネクロマンサー。「アンデッドマスター」


 元ネタは『アリババと40人の盗賊』の物語に出てくる仕立て屋から。この物語の中で、アリババは遠くの町から仕立屋の老人を呼んで、カシムの死体を元通りの形に縫い合わせてもらった。


【レッド・ズッキーニャ】

 イメージとして、赤ずきんちゃん。


【レッド・シューニャ】

イメージとして、赤い靴の女の子。


【アンデッド・カシム】

 カシムの屍体をつなぎ合わせたゾンビ。

 バイオハザードに出てくるタイラントのイメージです。


【ヒート・デナシ】

 デカラビア直下69番デナシ隊の使い魔。鳥の悪魔。

 

 イメージとしては、巻来功士先生の『ゴッドサイダー』に出てくる悪魔ハルパスのイメージで、こいつは骸骨とハゲタカを合わせたような姿をしたデビルサイダーで、炎による攻撃を得意とすることから「炎魔獣」と呼ばれる。



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