第13話  一か八かの戦術?

俺は体育館と学校の寮の周りにいるモンスター達を付与魔法と体術で制圧しながらレベルを上げて新しいスキルを獲得するという戦術に出た。これだけ多いと魔力や体力切れが心配だが切れる前に圧倒するしかない。

理想的な戦闘方法はダークプリズンでなるべく多く捉えてスリープで眠らせてから魔法銃で討伐していきたいところだが、何せ数が多い。それに魔力の消費もどのくらいかかるかわからない状況だ。くそっこんな事だったら詳しく検証しとくべきだったな。今習得しているスキルで何ができるかもう一度確認しとこう。

「ステータスオープン」


アイサカ セイヤ

レベル7

HP :225/225 (↑60

MP :250/250 (↑60)

体力 :240 (↑60)

筋力 :185 (↑60)

耐久 :148(↑60)

敏捷 :116(↑60)

器用 :149(↑60)

魔力 :235 (↑60)

対魔力:235 (↑60)

SP :89(↑80)

JP :43(↑40)


職業 魔法職LV10

固有スキル 早熟

付与スキル:無詠唱LV3 魔力制御LV3 魔法適性LV3 ブロンズ魔法剣LV3

EXスキル:付与魔法LV1 時空魔法LV1

SPスキル:肉体強化LV3 体術LV6 恐怖耐性LV3 剣術LV6 刀術LV1 槍術LV1 ストレス耐性LV2 毒耐性LV1 ウィルス耐性LV1 麻痺耐性LV1 HP・スタミナ自動回復LV1 気配感知LV3 敵意感知LV6 危機感知LV6 火魔法熟練LV3 水魔法熟練LV3 風魔法熟練 LV3 土魔法熟練LV3 光魔法熟練LV3 闇魔法熟練LV3 鑑定LV2


火魔法熟練

・火魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「火炎魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

火魔法LV1~LV2

・《ファイア》空気中に在る元素から炎を作り出す

・《ファイアウォール》炎を使った障壁

・《ファイアボール》炎を弾丸の様に標的に飛ばす

・《ファイアサークル》指定した範囲を火の海にする


火魔法LV3~LV4 

・《ヒウチ》拳に【火属性】を付与された魔法

・《カエンキャク》火炎を脚に付与させる魔法

・《ヒクズレ》肘打ちの打撃に【火属性】が付与された魔法

・《ヒート・バン》超過熱した熱を相手にぶつける。爆裂による熱風の魔砲。


火魔法LV5~6

・《ジャエンノシバリ》炎でできた蛇が対象を捕まえる捕縛魔法である。縛りながらも炎によって対象を苦しめる。

・《ブースト・ファイア》通常の『身体強化』の上位魔法。体に【火属性】の魔力を付与させる。

・《ヒート・ブレイド》火の剣強化魔法である。火属性を付与させる。

・《フィアンマ・ランサー》火炎の槍の魔法である。敵に直撃後、爆発を起こす。

・《ファイア・ランサー》爆炎を起こす火の槍。


水魔法熟練

・水魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「氷結魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

水魔法LV1~LV2

・《ウォーター》空気中に在る元素から水を取り出す

・《ウォーターボール》圧縮した水玉を弾丸の様に標的に飛ばす

・《ウォーターウォール》水流を使った障壁


水魔法LV3~LV4

・《ウォーター・レイン》視界遮断の魔法である。ゲリラ豪雨にも似た雨を周囲に降らせ、目眩しに使う。

・《アクア・ナイフ》幾本の水の小刀ナイフが敵を襲う。鎮静効果が付与されており、掠っただけ対象を眠らせることもできる。

・《アクア・アロー》細長い貫通系の矢。

水魔法LV5~6

・《エリア・ハイドロボム》地面に円型の水系統の地雷を設置するトラップ魔法。衝撃を与えることで爆発を起こす。

・《ブースト・アクア》通常の『身体強化』の上位魔法。体に【水属性】の魔力を付与させる。

・《アクア・ランス》殺傷能力は弱いが、威力はある。直撃させた相手を水で捕縛することも可能。

・《バブル・ウェーブ》荒波を起こす魔法。地の利を得ることができ、障壁として扱える。


風魔法熟練

・風魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「雷魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

風魔法LV1~LV2

・《ウィンド》そよ風を作り出す

・《ストーム》強風を作り出す

・《ストームウォール》強風による障壁

・《風読み》周囲500mの状況を把握できる。


風魔法LV3~LV4

・《ゲイル・ショット》貫通力に特化された風の弾丸。射程距離は長いが、範囲は狭い。

・《ウィンド・ランス》貫通力のある槍の魔法である。

・《ブースト・ウィンド》通常の『身体強化』の上位魔法で体に【風属性】の魔力を付与させ風の様に早く走れる。スピード重視の魔法

・《ウィンド・リード》風の防御と誘導魔法であり、敵の攻撃を風の幕で逸らし逆に自身の攻撃を誘導することができる。

・《ボイス・サイレント》周囲の音を遮断させる魔法。


風魔法LV5~6

・《ソニック・ブレード》音速の速さで敵を切り裂く風の刃を放つ


土魔法熟練

・土魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「沼魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

土魔法LV1~LV2

・《アースウォール》土や石を使った障壁

・《ストーンボール》石を弾丸の様に標的に飛ばす

・《ストーンカノン》岩を大砲の様に標的に飛ばす

・《ピットフォール》落とし穴作成


土魔法LV3~LV4

・《アース・クエイク》一定範囲の地面を揺らす魔法


土魔法LV5~6

・《ロック・クリフ》岩の壁で防御する魔法。魔力を注ぐほど、頑丈な壁を生成出来る。

・《ストーン・ランス》破壊力はあるが、貫通力はあまりない。

・《ブースト・アース》通常の『身体強化』の上位魔法。体に【土属性】の魔力を付与させる。

・《ヌマシバリ》土の捕縛魔法。泥の沼を生み出して、敵を行動を封じる。


光魔法熟練

・光魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「聖魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

光魔法LV1~LV2

・《ライト》光の玉を作り出し照明にする

・《フラシュ》強い光を瞬間的に作り出す者

・《ピュア》光による浄化

・《レイザー》光を収束した熱で対象を貫く


光魔法LV3~LV4

・《ライト・ナイフ》幾本の白の小刀ナイフが敵を襲う。

・《ライト・バインド》敵を光の鎖で包み動きを封じる。

・《ライト・ディスペル》魔法除去の魔法である。

・《ライト・ボール》眩い光の球。大きさは大中小、自由自在。


光魔法LV5~6

・《シャイニング・ブロー》光の拳を打つける魔法である。

・《ブースト・ライト》通常の『身体強化』の上位魔法。体に光属性の魔力を付与させる。闇属性に対してのみ攻撃力、防御力が上がる。

・《ソードダンス・ライト》光属性の剣強化魔法。闇属性に攻撃力が上がる。

・《シュヴァル・ラン》光属性の走法魔法。上達すれば、水面やさらには空中を歩行することが可能。

・《シャイニング・クリフ》光の壁で防御する魔法。魔力を注ぐほど、頑丈な壁を生成出来る。

・《シャイン・レイ》高出力の光線を起こす魔法。攻撃範囲は狭いが、殺傷能力、貫通能力が高い。

・《ライト・パイル》光の杭の捕縛魔法。魔法封じの効果がある。

・《シャイニング・ナイトアーム》光の甲冑の腕を発現させる魔法。身体に装備も可能。


闇魔法熟練

・闇魔法を発動できるようになる。そしてLV10に達した時、派生スキルとして「魔法」を発動できるようになる。消費MPはレベル数×10となる。

闇魔法LV1~LV2

・《シャドウウォーク》影から影に移動する手段

・《ダークホール》対象を闇で包み込む

・《シャドウロック》対象の影を使い対象を動けなくする


闇魔法LV3~LV4

・《ダークリカバリー》物など闇の空間に収納する事が出来る。取り出す事も可能。

・《ヘイトジャマー》・対象の感情に干渉する魔法。

・《ブラック・ナイフ》・幾本の黒の小刀ナイフが敵を襲う。

・《ダーク・バインド》・敵を闇の鎖で包み動きを封じる。

・《ダーク・ディスペル》・魔法除去の魔法である。

・《シャドウ・チェーン》・影から影鎖を出して敵を拘束する。

・《スリープ》・闇の催眠魔法。


闇魔法LV5~6

・《ダーク・プリズン》捕縛用の闇の檻。閉じ込めた対象に精神干渉を掛けることも可能。

・《ダーク・スライサー》伸びていく黒刀の刃。殺傷能力は弱いが精神干渉が付与されている。

・《ダーク・ランス》闇の槍魔法である。殺傷能力はなく精神干渉を与える。

・《ブースト・ダーク》通常の『身体強化』の上位魔法。体に闇属性の魔力を付与させる。闇の精神干渉が付与されている。光の属性に対してのみ攻撃力、防御力が上がる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………いつの間にかレベルが上がってるな。なんでだ、ここまで来るときにモンスターを討伐した記憶はないが。うーん、なんでだろう?

俺はなぜレベルが上がったのか考えていたとき、ふと思い出した。


「あっ、速水君兄妹を助けるときにリザードマンを討伐してるんだった。完全に忘れてた」


あのとき、ドタバタしていたからすっかり忘れてたよ……テヘっ

さて気を取り直して戦術を練ろう。うん、そうしよう。


前回のステータスチェックにはなかった魔力消費ポイントがどのくらいかわかるようになってる。これはなぜかわからないがありがたいな。レベル×10ポイント消費すると言うことはあまりレベルの高い魔法は連発できないがそれだけに効果がものすごい。しょうがない、今回は土魔法の「ピット・フォール」で穴の罠を作ってそこから少し威力の高い火魔法の魔法で一気に討伐するか。それで対処出来なかったら付与魔法と体術で対抗しよう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る