「英雄」の意味

 メザレと言う、マップの右下隅にある小さな村。ダーマ神殿解放後にひっそり登場するその村。


 そこに登場するただの旅の戦士のはずの、「ラグレイ」。その彼を、ニコラは伝説の英雄と呼んでむやみやたらにもてはやしている。ラグレイの意志すら顧みず盲信とも言うべき姿勢であり、それこそ一人相撲以外の何でもない。


 どうしても英雄が欲しいのならば、それこそ「英雄」って書いた看板でも置いとけばいい。鰯の頭も信心からと言うが、それこそ文字通りのただの鰯の頭だ。





 だが実際問題、アルスたちと一般住民ではだいぶ英雄の二文字にかける思いに差が生まれる。炎の山やバロックタワーなどに魔物こそいるもののおおむね遠い存在でしかない一般住民と、四六時中魔物と戦っているアルスとでは訳が違い過ぎる。


 さて、今回はホットストーンを入手すべく世界中を(と言っても三か所だが)を駆けずり回らねばならない。




 それでそのホットストーンの持ち主となったブルジオの言うように、ある種のブランドとして「英雄」を求めるのは極めて普通の事なのかもしれない。


 にしても「世界一高い塔」、実はハッタリだと言うのもなかなかにひどいネーミングである。もちろん十分に高いのだが、もっと上があるから厄介である。


 で、メルビン。やっぱりパラディン目指して一直線……なのはいいが武闘家にするか僧侶にするかは難しい。まあ、今回は武闘家にしたが。

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