初めて「らしい」待遇

 次は砂漠の城である。


 過去編、事実上第三のスタートと言うべきこの場所については、ある種の超展開込みであまり評価はできない。とりあえず、ストローマウスとスモークポットは予想外に面倒くさい事だけは忘れないように。


 あと大ボスのセトだが、ダーマ神殿の連中と比べるとスカラで完封に近い事ができるのであまり怖くはない。むしろザコ戦の方が面倒である。


 思えばこの時点で、アルスたちは実質7つ目の町を救った事になる。だがこれまでのストーリーで、それらしい扱いをされた事は一度もなかった。








「救い主様」




 だが城に入ると、いきなりこう呼ばれる。

 初めて、それらしい待遇をされる事になる。


 これまでずっと裏舞台を歩いて来たつもりでいた所だっただけに、この扱いはむしろある種の驚きである。


 ただそれだけに、これまでとの扱いの差はかなり印象に残る。 


 買い物という点で行けば、命の石だろう。終盤でもこれ目当てだけにここまで飛んで、と言う事も多い。


 まあそういうわけで、シルクのビスチェはありがたく頂戴しておくこと?!

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