無垢な君を奪いたい

透明なりんご

プロローグ

夕日が落ちる頃

初めてだった

こんなにも美しいものはあるのだろうかと

目をつぶる。


私には無い。

何かを学ぶ度失ってきた

純粋な単純な

気持ちを

彼は持っている。


私達は、何でもかんでも勉強しすぎたのかもしれない。

そして、純粋な簡単な問題に直面した時経験上だとかなんだとか思って、複雑に考えて

結果的に

こんなにも

成長してしまったのだ。

それがいいのか悪いのかはわからない。


だが、ひとつ言えることはある。

そんなんだから

こんなに綺麗な人に出会うことが出来たのかもしれない。


私の言葉も笑顔も全て純粋にとらえた彼こそが、

私の心を無垢で満たしてくれる、



運命の人だったのかもしれない。

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