瑠璃の王石 ◇…裏部屋…◇

鈴草 結花

キャラクターは語る

主人公にインタビューしてみた①(過去ver.)

 山本正純さんの「登場人物にインタビューしてみた!」という自主企画に参加した際に執筆したものです。



Q1. 自己紹介をお願いします。


「えーっと……ハーシェルです! 7歳だよ! お母さんと2人で、ここ、アイリスの野にある小屋で暮らしています。花がたくさん咲いててきれいでしょ?」

 丘のようになった野原の上に座っているハーシェルは、にこにこしながら言った。



Q2. 犬派ですか? それとも猫派ですか?


「うーん、ねこかな。だって、いぬってほえると怖いし。ねこはのんびりしてて、すごくかわいいよね! 一緒に野原でお昼寝してみたいな」

 猫との昼寝を思い浮かべているのか、ハーシェルは気持ちよさそうな顔で笑った。



Q3. 大切な人はいますか?


「お母さん!」

 ハーシェルは即答した。

「いつも優しくて、お母さんが作るアップルパイはとってもおいしいんだよ。

 でもね、ウィルも大好き! ウィルはね、よくハーシェルの家に遊びに来るんだよ。ちょっといじわるなんだけど、本当はすごく優しいの。ハーシェル知ってるもん」



Q4. 金貨が100枚あったら、何をしますか?


「えっとね、たーっくさん市場でりんごを買って、たーっくさんお母さんにアップルパイ作ってもらう。それで、お母さんとウィルと3人で、いっぱいアップルパイ食べるの! どう? いいでしょ?」

 ふっふっふ、とハーシェルは鼻を高くして言った。



Q5. ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?


「あのね、この前、ウィルと一緒に花かんむりを作ったの。ハーシェルが考えた遊びなのにね、ウィルの方がすごく上手なんだよ。でも、次はぜったい負けないもんね」

 ハーシェルはキッと真剣な顔つきになって言った。



Q6. 悲しかったことはありますか?


「お母さんがお父さんの話をするときね、お母さん、なんだか悲しそうな顔するの。それで、ハーシェルも悲しくなるの。ハーシェル、まだお父さんに会ったことないんだけどね、いつか会ってみたいなぁって思うんだ」

 ハーシェルはふんわりと笑った。



Q7. 目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?


「『大丈夫?』って聞いて、けがも治してあげて、一緒におうちまで連れて行ってあげるよ。困っている人がいたらちゃんと助けるんだよって、お母さん言ってたもん」



Q8. 見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


「え? どうするって何を?」

 ハーシェルはきょとんとした。

「困ってたら助けるし、寂しそうだったら一緒に遊ぶよ?」


Q9. あなたの願いは何ですか?(オリジナル)


「ねがい? うーん……」

 ハーシェルは考えた。そして、思いついたのかパッと笑顔になった。


「これからも、ウィルとずーっと一緒にいること!」


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