水銀灯の輝き
迸るような血流の随に
鉛のような手足を奮って
カタチも残らない何かに
すがるように走り続けて
ゆっくり今を追い越して
最速で明日を駆け抜ける
顔を上げれば
眩いばかりの水銀灯
成すべき事を成すため
ただそこに立つ僕らは
怒りも哀しみも
全てを飲み込んでやるのさ
迸るような流汗の随に
花のように淋漓を偽って
スガタも見えない何かに
囚われるようにあがき続けて
ゆっくり今を振り返って
最速で過去を忘れさせる
顔を上げれば
眩いばかりの水銀灯
勝つべき時に勝つため
ただそこに立つ僕らは
喜びも楽しさも
全て飲み込んでやるのさ
照明が落ちるとき
前後左右上下
現在過去未来
何もかもわからなくなって
僕らの戦いは終わりを告げる
ただ闇に沈んでいくだけの僕ら空っぽ
再び照明を灯したとき
僕らは目覚めて戦い続ける
顔を上げれば
眩いばかりの水銀灯
ただその時に灯すため
まだここに立つ僕らは
人々の思いや願いも
全て飲み込んでやるのさ
静寂の体育館
ただ水銀灯は輝き続ける
作詞 あごだし @kusohikineet
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