分かり合いたい

流れる流れる 車窓は流れる

清々しい朝陽 銀色の車体照らす

自分を騙して 輝かせるように

自分を隠して 諦めるように


俺はお前と本音で話がしたいんだ


揺られる揺られる 列車に揺られる

潔のよい夕陽 朱色に染まる車体

他人を裏切り 恨み買うように

他人を利用し 自分を傷つけて


俺はお前と腹を割って話がしたい


疲れた疲れた 今日も疲れた

裏腹な夜の窓 遠くに町の灯りが

人に裏切られ 憎しみ生むよう

人に見捨てられ 孤独の夜をいま


俺はお前と分かり合いたいんだ


なあ……

本当はお前も同じなんだろ?


殴り殴られて 本音をぶつけた

積み上げた本音 こんな近くにいたの

お前を知って 腹の立つことも

お前を知って 涙止まらない


俺はお前という人間を少し知った


それだけで

それだけで嬉しいんだ

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