第12話 んぎゃ!

「ねぇ一ノ瀬!」


次の日、吉崎柚希が朝っぱらから話しかけてきた。朝からイケメンのキラキラオーラは眩しい。


「何?」


「ライトノベル部に入ったって?」


んぎゃ!


「ど、どうして、その事を・・・」


「結構話題になってるよ。一ノ瀬が冬田先生とバトルって、神田真由子を庇ったって」


「いや、バトルっては無いけど」


話題になってるのか?それは困る。どうりで、やけに視線を感じたわけだ。


「でも、ライトノベル部に入ったんだろ?」


「まあ、成り行きで・・・」


「いやー、一ノ瀬って面白いな!」


それは褒め言葉として、受け取ってもよろしいのだろうか。


「あ、ちなみに俺はサッカー部に入ったぜ」


だろうな。イケメンはサッカー部かバスケ部って決まってるもんな。

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