第7話無罪、有罪いや魔女裁判です。
「えー、被告はいきなり美少女を泣かせたという、ハラスメントを行いながらも、その美少女に抱きつくという、セクハラも行った為、死罪に処す。」
そう言って、教壇で魔女裁判さながらの、判決を下す、大助…っておい⁉︎
「ちょっと待て⁉︎
色々、おかしいだろ⁉︎
なんで、俺命の危機に晒されてるの⁈」
そうなのだ、あの後俺は男子達によって前の方に連行させられて、無理矢理正座させられた挙句、今の理不尽な判決を下された所だった。色々、事実が湾曲されている…
男子共に連行された時、俺は余りにも意味が分からなかったため、先生に
てか、先生も止めて下さいよ!
もう、ホームルーム終わって1限目始まってますよ⁉︎と言う感じに先生に訴えたのだが
「あー、大丈夫よー?
今日の1限目は丁度私の担当だったし。
そんな事よりも今は、この裁判の方が重
要だよ〜」
と言う、意味のわからない返答を頂いたのだった…。
いや、あんた教師だろ⁉︎そんなでいいのか⁉︎
しかも、これ下手しなくともいじめだよ⁉︎
普通助けるのが、先生ってもんでしょ!
「えー、被告が戯言をぬかしております
が、誰か、弁護する方はおりますでしょ
うか?」
「「「「「・・・」」」」」
大助の問いに題して、誰も返答しない…
「ねぇ、マジで待って⁉︎
事実が湾曲してるでしょ⁉︎
誰か弁護してくれてもいいんじゃないか
なぁー!」
「えー、誰もいないようですので、これよ
り刑罰について話あいたいと思います。
これはと思う死刑方法を言ってくださ
い。」
「無視⁉︎無視なんですか⁉︎」
誰も俺の味方をしてくれない…シクシク
「とりあえず、埋めるか」
「山、海、コンクリどれがいいよ?」
「山じゃね?」
「えー、それじゃつまんない〜」
「そうよ、もっと辱めてから、処刑しないと!」
「じゃあ何がいいかなぁ〜?」
男女関係なく、俺の処刑方法を話してる…ガクガク
「えー、皆んな、いいかな?
とりあえず、私が思っていることを伝えせて?」
そう、柚月は立ち上がりながら言ってきた。
柚月〜‼︎俺は信じてたぞ!
さぁ、言ってやってくれ!
こんなのは今すぐやめるべきだって‼︎
「まずは…
あーくん、いつまでユーちゃんに引っ付
いてるの⁉︎
わたしも、じゃなくて、いくら何でもお
かしいよ!
早く、離れなさい!」
違う、そうじゃない⁉︎いや、確かにあきまるが引っ付いているのはおかしいかもだけど⁉︎
そうなのだ、実はあきまるはあの後も俺に抱きついたままなのだ。女の子って柔らかいんだなぁ〜
「そうだそうだ!」
「柚月ちゃんの言う通りだぞ!」
「早く離れろ!」
「羨ましいんじゃ、ボケー!」
「死ね!、童貞やろー!」
鬼の形相で、男子が同意してる〜。シンプルに怖い!てか、童貞言うな、恥ずかしいだろうが⁉︎
「あー、あきまる…?
とりあえず、一旦離れてくれないか?」
「…いやっ!
離れたくないもん!
ねー、駄目…?」
「…ぐはっ」
可愛すぎる!涙目の上目使いは卑怯すぎる…
「こらー、我儘言わないの!
ほら、和也も手伝って!」
「はぁ、仕方ないなぁ〜」
「いや〜、ゆっちゃんの意地悪〜‼︎
ゆうまるー、ゆうまるー‼︎」
そう言いながらこちらに近づいてきた柚月と和也はあきまるをの腕を掴んでらそのまま、後ろの方に連れて行ってしまったのだった。なんか、宇宙人が捕まった時のようだな…
てか、これ、そもそも転校生の挨拶だったはずでは…?
「えー、ではリア充クソ野郎の死刑方法の
続きを話したいと思います
引き続き、意見をどうぞ」
「首吊り〜」
「水攻め〜」
「晒し首じゃーー!」
怖い怖い怖い⁉︎
マジで、俺殺される!
「はい、裁判長‼︎」
「はい、柚月さん!
他に何かありますか?」
おー、柚月〜信じてたぞ!
今度こそ頼む!
「撲殺がいいと思います‼︎」
「「「「「賛成‼︎」」」」」
そう言って、クラス全員が立ち上がってこちらに向かってきてる⁉︎
「ちょっと、待て待て待て⁉︎
何で、皆んなこっちに近づいてきてるん
だよ⁉︎
なぁ、ちゃんと話し合おうぜ!
俺たち、友達だろ?」
「「「「「リア充の友達なんていない‼︎」」」」」
「お前ら、マジでふざけんなよ⁉︎
てか、何で先生も混じってるんですか⁉︎
この状況を止めて下さいよ‼︎」
「えー、リア充さんとは友達ではないのは 同意なので、問題ありません‼︎」
「あんた、それでも教師か⁉︎」
「それでは、皆さん、刑の執行をお願いします‼︎」
「やめろー‼︎」
「「「「「問答無視‼︎」」」」」
そうして、俺はみんなからボコボコにされるのであった…
あんまりだ…シクシク
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます