番外編2 風が吹いたがゆえにおパンツが見えた。
(はあ、居残り掃除とかついてないな・・・。まあ、学級委員の仕事忘れて帰った俺が悪いんだけど。でも悪いといっても俺の責任は1%もない。)
「ねえ、駿。そっち終わった?」
「ああ、終わったよ。」
(こいつが先生に頼まれてた仕事忘れてて、俺にも伝え忘れてたからこうなってるんだけど、アイス奢りってことでチャラってことだから別に攻めることはしない。)
「私ももうすぐ終わるから、ちょっと待って。」
「おう、なるはやで。」
「うん。あとはこの窓裏拭いて・・・」
ガラガラガラ。
窓を開けた途端に強い風が吹く。
ビューーーーーーッ!!
「きゃっ!」
「おわっ、すごい風だ、な・・・っ!」
「ホントすごい風・・・っ!」
スカート御開帳。
「「あっ。」」
「バカ!!何見てるの!!!」
「ご、ごめん!!わざとじゃないから!!てか、そのくまさんパンツまだ履いて――」
「何言ってんの!!これは愛着があってって、小学校の時のその記憶は消せーーー!!もうバカバカバカ!!今日は代わりにアイス奢ってもらうから!!」
「不可抗力だ!だからい――」
「奢ってくれなきゃ、みんなに駿がパンツ見てきたっていうから。」
「――いいに決まってるじゃないか!たーんとお食べ!」
(俺に変態の烙印が押されてしまうぅぅ!!それだけはダメだ!!)
(どうせ見られるならもっと大人っぽい日のがよかったな・・・)
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