第1話

「また、ぼっちの生活が始まるのか」

 俺、北見涼太はこの玖珂崎高校の前で

 新学期早々憂鬱な気分になっていた。

 今年で二年生になるが持ち前のネガティブ

 思考で未だに友達がいない。

 そもそも「あれ?そんな奴いたっけ?」

みたいな空気が一年生の頃から漂っていた。

 流石の俺の豆腐メンタルじゃ耐え切れなかっ

 のでトイレに逃げ出してやったぜ!

とまあ、そんなことを考えていてもしょう

 がない。 

 俺は一先ず学校内唯一の居場所図書室に

 向かった。

 

 

 

 まさかここから俺のぼっち生活が崩れていく

 とも知らずに。

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