昔のお話
むかし、昔、すごいむかし
神様がこの世界を造った刻
海にレヴィアタンの番を造り出した
神様は、レヴィアタンの番に海を守る様に言った
レヴィアタン達は、海を守った
その、強い力で
人間達は、感謝した、それと同時に恐れた
レヴィアタンが、いつか、子供を産んだら
強い力を持つ子供が産まれたら
人間達は殺されるかもしれないと
だから
レヴィアタンを殺す事にした
片方だけ
人間達が殺したのは、より、強い力を持っていた、雄の方
遺された雌は、彼女は、悲しんだ
彼女の悲しみは、雄が、彼が、死んだことだけではなかった
彼に、愛を伝えられなかったことが
とても、とても
悲しかった
彼女は人間達を憎んだ
船を襲った
海の底に沈めた
そして
恋に悩む乙女達にとりついた
嘘を言わせて幾つもの恋を壊した
そのうち彼女はこう呼ばれる
嫉妬を司る悪魔
レヴィアタン
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます