しょーもない壁(2)

昔、とあるバラエティ番組に一般視聴者のお悩み相談みたいなコーナーがあって、ボクシングをやってる男子学生が出てきたんですけど、そのお悩みが——


マウスピースを入れるととなって、試合に集中できない。。。


というものでした。


出演者からはすごく笑われてたんだけど、私はいたく同情しました。

なんて切実な悩みだろう!? って。。。


結局、どういう解決策が出されたのか覚えてないけど、そういう悩みって、ホントどうしたらいいんですかね???(笑)



話戻って、私が馬術部を諦めた理由は、「朝の活動時間までに大学にたどり着ける交通手段がない」ってことと、お金がかかるってこと。


まあ、これはというより、かもしれないです。


けど、少林寺を諦めた理由が……


見学で武道場に入ったとたんに、「おぇっ」となったんですよ、畳の匂いに。。。


熱気でムンムンする中で、畳から強烈に足の匂いみたいなのが立ち上ってたんですよね。


それで、ムリーーーッッ! ってなっちゃったんです(。-_-。)


とっとと逃げるように出てきました。



というわけで、畳の上でやる柔道などの試合を見ると、今でもあの匂いが甦ってしまうんです。


ついでに、人の汗と自分の汗が混じり合うようなのは、たぶんムリだなぁとか思うのです(相手が恋愛対象の場合を除く)。


そして、そんなしょーもない自分なので、オリンピック選手たちをなおさらリスペクトしながら問いかけてます。


この人たちに、「畳の匂い」を乗り越えさせたものは何だったんだろう? って。


もちろん、匂いは象徴的な意味であって、マウスピースでも地味な素振りでも何でもいいんですけど。

生理的に克服できないこととか、どうしてもイヤなこととか、そういう「壁」になり得そうな何かがあったのかなかったのか。あったとしたら、何がそれを乗り越えさせたのか。どうやって乗り越えたのか。


テレビ画面の中の選手たちを見ながら、そんな脇道なことを考えちゃいます。。。



あともう一つ、どうしても訊きたいというか、興味あることがあって、それはマイナーな競技を見てる時ほど湧き起こる疑問なんですけど——


なぜ、その競技をやりたいと思ったの!?


ってことです。



以前、競技人口少ないマイナー競技の方がオリンピックに出られる可能性が高いからって言っていた選手がいて、それは「なるほど〜!」と納得したんですけどね。


あとは、環境とか出会いとかなんですかね。

歌舞伎みたいに、その家に生まれたら自然とその道に行くみたいなこととか、そばに才能を見抜く人がいたとか、兄弟や先輩がやってるのを見て憧れた、とか??


ぜひ、知りたいです!



以上。

今はすっかり過去のものとなってしまった自分の基礎体力を偲びながら、どっかの隙間にでもそれを使う場はなかったのだろうかと、そしたら、オリンピックを夢見るまではいかないにしても、もうちょっと体育会系アオハル的な経験ができたんじゃないのかという妄想も含めて、相変わらずしょーもないことばかりの私のオリンピック雑考でした。。。



あ、もちろん、試合はちゃんとハラハラしたり、手に汗握ったりして真剣に応援してます!!

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