報告義務を課したいくらいなんですけど。

今日は、前々回の話で思い出した、気になってる件を……。


その当時、勤めていた会社は中心部を外れたところにあったのだけど、ある時、パトカーが近くで止まった音がしたんですよ。


あら、近いわ!?


と、夏だったので、開いてる窓にすぐに駆け寄り見てみたらば、通りを挟んで向かいの小規模な商業ビル郡の前にパトカーが停まっていた。


ナニゴト!? と、そのまま見ていたら、さらに数台のパトカーが。

そのうち野次馬もポツポツと集まり出して、パトカーの数も10台以上、中通りにまで連なって停まってる状態に。


……のみならず、今度は消防車も来た!?

遅れて、救急車も!?


居ても立っても居られず、私も階段を駆け下りて野次馬のかたまりに混ざりましたとも。


近くに立ってる人に「どうしたんですか?」って訊いたら、「いや、それがわからないんだよね」とのこと。すると、さらにその前の人も振り向いて、「ずっと見てるんだけど、さっぱり事情が見えないですよね」とか言ってて。


しばらくそうして、爪先立ちになって首を伸ばして見てるんだけど、物々しい騒ぎのわりに、その後もわかりやすいことが起こらないんですよ。ミョーに粛々淡々としてる。


唯一わかったのは、3階建てのビルの最上階の一室が「現場」なんだろうってことだけ。

ガラッと窓が開いて、警察官が窓から顔を出したり歩き回ったりしてるのが見えたから。


で、私は、会社に戻って2階の窓から見た方が全体を俯瞰して見られるからいいのでは? って気付いて、そうしました。


それで、さらにわかったことは——。

パトカー(ミニパト含む)が見えてる限りで10台くらい。救急車と消防車が2台ずつ。


そして、若くてチャラい感じの男がバラバラに二人、外に出てきて、一人は救急車に自分で歩いて乗って行ってしまった。もう一人は電柱にもたれて路上にぐったりと座り込んで、警官と話をしている感じ。少しするとその人は一人で放置されて、最後には残りの救急車も誰も乗せずに行ってしまった。

パトカーも徐々にパラパラと帰っていく。


ただ、現場らしい部屋では相変わらず警官が歩き回って、何か測ったり、誰かに指示してたり、しゃべったり、窓から顔を出したりしてて、あとから鑑識らしき軍団もビルに入っていった。


ここで、私の仮説。

・1階に入ってる店の従業員の休憩室か何かが3階にあって、そこでケンカなどの暴力的なことが起こった

(でも、それくらいで鑑識まで来る??)


・3階の事務所に泥棒が入った

(でも、現行犯でもないみたいだし、うちの実家に空き巣が入った時は、こんな台数のパトカーや消防までは来なかった)


・殺人(未遂)事件!?

(それにしては、ブルーシートで目隠しして遺体を運び出したりしてないし、犯人らしき人の逮捕劇も、血が見えるような感じもない)


何より、二人の若い男がどうこれに関わっているのかが、見た感じだけではわからなすぎる。


仕事もあるし、事態が進展(?)しないので、途中で窓から離れたりもして、最後に見た時には2、3台のパトカーとわずかな野次馬を残して、すでに収束に向かってる感じに。

なので、明日の新聞でも見ればいいかと思ったのだけど。。。


なんと!

その日の夕刊はもちろん、翌日の朝夕刊にも、翌々日、翌々々日……ぜーんぜん載らないわけですよ!!


あれだけ大騒ぎしておいて!?


そんな人騒がせな〜〜〜!ヽ(`Д´)ノ


こっちは落ち着いて仕事もできなかったんですけど!?(単なる野次馬根性なだけだが)


もうね、こういうのは、「これこれこういうことがありました、お騒がせしました」って、あとからでもいいから言ってほしいわけなのです(笑)


じゃないと、これだけ騒がせておいて、そりゃないわ〜(○`ε´○)


ってなりますってば。。。


それが証拠に、10年以上経った今でも、思い出しては「アレはなんだったんだ。。。」って、気になってんですけど!?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る