ドールの館

ミンチョコ

第1話:悪夢の始まり

深い山の奥、14歳ぐらい女の子はずっと逃げてきました。だがその彼女は森の行き止まりにつき、逃げる行先が無くなった。


後ろから若い女の人は鎮静剤を持ち、男の人は鋸を片手に持って彼女に近づいてくる。


「カリナ、恐れないで、すぐに終わるから。この薬は注射したらすぐに楽になります。」

「嫌、、、、もう嫌、、、。もう私の体を傷つけないで!!!体に完全な部位がもう無いの!!」


カリナは自分のすでに失った腕を抱いて、全身が震える。急いで退歩し、身を翻して引き続き逃げるつもりだっだが男に腕を握られて逃げることが出来なかった。


「お兄ちゃん!!お兄ちゃん、、、、助けて、、、。嫌、、、今度は本当に死んでしまう、、、、。」


だが森にはカラスの鳴き声以外なにも聞こえてきません。


「私は何が悪いの、、?どうして私だけこんな目に合わなきゃいけないの?」


それに構わず女の人はカリナに何かを囁いた後カリナに薬を注射し、カリナは兄さんを呼びながらそのまま長い眠りに入ってしまいました。その次の瞬間男の鋸が降り注ぎます。


数分後、、


「カリナ!!!カリナ!!!どこにいるんだ??」


森に入ってきた男の子は何度もカリナの名前を叫ぶが何の反応もありません。


「くそっ、あの夫妻め!もしまたあいつらがカリナに手を出したら、今度こそ俺は絶対あいつらをぶっ殺してやる。」


「カリナ!!!カリナ!!!!あ!」


男の子は若い夫婦ともうバラバラになったカリナを見つけた。


カリナの片方の眼球はすでに掘り出されて、両手の両足も切断され呼吸はしてません。非常に酷い有様です。


「カリナ!!!カリナ!!、、、あああ!!!!!」


男の子はカリナを抱いて激しく泣き、夫婦に顔を向けます。

______________________________________

十数分後、男の子はナイフを捨てて、一足夫婦の死体を踏み背を向け、


「カリナ、、、カリナ、怖がらないで、兄さんだよ。」


男の子は目を大きくして開けたカリナの瞼を閉じた。

「兄さんが来たから、もう大丈夫だよ。あのいまいましい人たちは兄さんが全部取り除いたからね。」


「しかし彼らはカリナに付き添うことはない、だって彼らもそんな資格ねえし!そしてカリナは死ぬことは無い」


「君は永遠に生きているよ。俺のカリナ!俺の天使!!!」


男の子はカリナを抱いて孤児院に帰りました。

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