3話
今日も一緒に俺は空と下校していた。
そういえば最近空がめっちゃくっついてくるようになった。
肩をピッタリとくっつけながら歩いている。
いや、まじでドキドキするんだけど。
俺らのこと周りから見れば付き合っている恋人同士に見えるだろうな…付き合ってないけど…
ただまだ周りに同じ学校の生徒がいるから、誰かに見られるのが少し恥ずかしいな。
そんな時楓、陽キャグループが俺らの横を通った。
こんなところ楓に見られたら明日絶対冷やかしてくるだろうな。
って、楓めっちゃこっち見てないか?てか睨んでるだろあれ。なんか殺意まで感じちゃうんだけど。
「なんか…楓でこっち睨んでるね…」
「だな。なんでだろう…」
空も楓の視線に気づいた。
肩がくっついてるからわかるが、少し震えている。
そりゃそうだろう。こんだけ睨まれれば怖いに決まってる。
マジでなんなんだよ。
俺たちは歩くスピードを上げ、楓たちとは違う方向に行った。
この日から楓が少しずつ変わって行くことになる…
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