この度は『真夏・夜』企画にご参加いただき誠にありがとうございました。

二人の女性に心を奪われ、その選択の葛藤に揺れ動く彼の気持ちが夏の夜の儚き線香花火に投影されているように思えて美しく感じられました。
また結局はスレ違うことしか許されない彼らの想いが切なく、けれどそれだけにラストに描かれた彼の決意が潔く思えました。

音や煙といった五感を刺激するような描写を繰り返す部分が綺麗だなと思いました。心理描写の誠実さみたいなものを感じられて、読んでいて嫌な感じが全然しませんでした。

素敵な作品です！！ 読めてよかった！！

ここまでまっとうな文学としての描写・記述、この広大なカクヨムさまでも滅多に目にすることはないですね。最後の一文が特に見事だと思いました。
うーん、一度このようなものにも挑戦してみたいですが、勇気が出ませんねえ…。

凄い……毎回唸らせられる。
真花様の心情描写は言葉選びが丁寧で且つグサリと刺さる生々しい心の動きを捉えて文字に落とし込んいらっしゃるので読んでいて本当に心が締め付けられる。これが感情移入か……。
大変、素晴らしかったです。