残飯その27 告白
――ずっと好きだった。
――ずっと愛してた。
同じような言葉なのに、
その二つに待ち受けるのは
始まりと終わりの旅路。
熱しやすく、そして冷めやすい。
恋はいつでも気ままなもの。
満たされた愛だって、
針を刺せば空っぽになる。
“ほんの”出来心が“すべて”を壊す。
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