みしょうかん日誌【2020年】

未翔完

4月 ――始まりの季節――

4月14日

 

 今日から〈みしょうかん日誌〉を書いていくことになりました。

 宜しくお願いします。

 というわけで、さっそく今日の出来事を書いていきます。


 今日は僕が春から入学する予定だった高校の登校日でした。新型コロナの感染拡大に伴うあれこれが話題になっている中、なに登校させとんじゃいと言いたくなりますが、一応欠席連絡すれば出席停止扱いとなるらしいです。

 その証拠に僕の友達2人は休んだんですが、僕は登校しました。少し前に、別の友達が遊戯王の大会で優勝し、ベビースターラーメンを大量に貰って困っており、高校生になったら学校で配るわと言っていたので、それを受け取りに行く為です。たったそれだけの理由です。因みに僕の学校は中高一貫で、僕は内進生です。

 さて、学校ではその友達からベビースターラーメンを5袋貰いました。その後は高校での教材が配られたり、生徒手帳に張る個人写真を撮ったりするだけで、一時間もかからずに下校となりました。


 その後は父に車で迎えに来てもらって、普通に下校しました。因みに、僕は高校生になってから通学手段を変え、今までバス→電車→バスだったのを自転車→電車→バスにしました。つまり、家から最寄り駅まで自転車で通学するようになったということです。今日はそのルートでの初めての登校だったのですが、やはり朝に自転車で道を駆けるというのは、中々に爽快なものです。自転車でのルートの中には下りの坂道もあるので、特にそこが気持ち良いポイントでした。


 また、学校に行って指定されたクラスに入ると、やはり制服が若干違うせいもあって三年間一緒の人達も一瞬、何だか別人のように感じられました。女子はそれが特に顕著で、髪形を変えている人が多くて少し驚きました。

 まあ、うちの学校の女子はよく髪形を変えている感があるので、驚きの強さもあまり大きくは無かったのですが。とりあえず高校生になるというのは、たとえ校舎やクラスメイトが同じであろうとも新鮮なものだなと感じました。

 とはいえ、まだ入学式は行えていないのですが。一体いつになったら、僕は正真正銘の高校生としてニートを脱却できるのでしょうか……。


 そういえば、下校途中などで新しく配布されたクラス表をよく見ていると、外進生の名前一覧の中に見知ったものがありました。その人は女子で、僕が小学生のときの友達でした。僕が地元の中学に入らず今の学校に入学してから三年の間、全くと言っていいほど連絡を取り合っていなかったので、僕は彼女とLINEで話してみようと思い立ちました。

 そこで、僕が元から入っていた地元中学のグループでその人のアカウントを持っていないか聞いて、無事に追加することができました。まずは三年間会っていなかったので、覚えているかどうか挨拶と共に聞きました。すると、先方はしっかりと覚えてくれていたようで嬉しかったです。

 その後は、彼女も二次元オタクであることが分かったので、アニメなどに関する雑談をしました。とても楽しかったです。恐らく学校では、教室の階も違うのであまり会うこともないでしょうが、これからも偶然によってできた友好関係というものはできる限り大切にしていこうと思いました。


 というわけで、今日の日誌はここまでです。見てくれた人はありがとうございました。これからもできるだけ毎日更新していきますので、良かったら作品のフォローなど宜しくお願いします。

 それではまた明日。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る