貴方には婚約破棄がお似合いよっ!

一ノ瀬 彩音

第1話 婚約破棄を言い渡す女



私には何か月も前から恋人がいまして、その恋人から最近、

婚約しないかってお話をされているのですけれど、

私には婚約というのには興味がないのでお断りしているのです。


しかし、相手の男性はしつこくて何度も何度も婚約のお話を

してくるのです。


そこで私はどうしてそんなに私と婚約したいのって問い詰めると、

相手の男性は君とじゃないと幸せにはなれないって言われるのです。


その時でした。


私は心の中でときめいてしまって婚約というのを受け入れる私は

相手の男性も本当に喜んでいる。


私のお名前はアクア・エメラス。

年齢20歳で貴族です。


相手の男性のお名前はガルド・ウォーク。

年齢28歳で貴族のお方です。


私とガルドさんは同じ貴族ですけれど、私よりガルドさんの方が年上です。


年上でも恋愛するのに関係ないので互いに気にしていません。


私とガルドさんは恋人でもあるのですけれど、その中で婚約もしているので

私自身は安泰かなって思うのですけれど、それでも不安はあります。


その理由は貴族と言いますと、やはり違う女性と結婚するという可能性も

あるので私はあんまりそういうのには自信がありません。


心の中でどうすればいいのかなって考えるのですけれど、何も思い

浮かばないのでどうしようもありません。


それでも私はガルドさんといつまでも一緒に居たいという思いがあります。


しかし、その思いや幸せも壊れるのでした。


私は晴れててお散歩するのには良い日がありまして、お散歩している時、

偶然にもオシャレなお店を発見してお店の中へ入るとしている時です。


ガルドさんが別の女性とたまたまキスしている所を私は目撃してしまって

私自身は心の中でショックを受けます。


それを見た私はすぐ様に私が住んでいる家に戻って自室へ籠ると

私は涙が溢れてきてどうしようもありません。


恋人でしかも婚約している人にあんな仕打ちを受けるなんて…………。


翌日、私はガルドさんを私の家に来て欲しいって言いますと、ガルドさんは

快く来るって言ってくれて私はホッとしているのです。


今、私は私のお部屋でガルドさんとお話しようという感じなのですけれど、

私のお部屋は本当に何もないというより余計な物を置いていません。


それよりも私はガルドさんに婚約破棄を言い渡すと、ガルドさんは

どうして婚約破棄するんだって言ってくるのですが、私自身は

婚約破棄しないと気が済まないので婚約破棄するって再度言います。


そうするとガルドさんは婚約破棄を渋々受け入れてくれて私も何とか

ホッとしているところもあります。


これでガルドさんとの恋愛は終わりますけれど、ガルドさん自身は

そんなにショックを受けていない様子でした。


それはきっともう別の女性とお付き合いをしているという可能性が

あるからだと思います。


逆に私は恋愛をする人がいないので本当につらくて堪りません。


恋愛というのはすぐに異性が見つかるわけでもないので

しょうがありません。


その後、私は恋愛もする事もなくてごく平凡な暮らしをしていると

一人の男性と巡り合うのですが、その男性とも恋愛は長続きしないまま

恋愛を終えるのです。


私の中ではきっと恋愛というのはしない方がいいのかなって思います。


恋愛をしなくても人間は生きていけるので私には気にしない事にします。

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貴方には婚約破棄がお似合いよっ! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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