4月17日(金) 晴れ

 メタルギア・ソリッド5。

 幾らでもやれてしまう。


 小島秀夫監督の作として有名な「メタルギア・ソリッド」はステルスアクションゲームというジャンルの嚆矢であり、映画のような演出とシナリオ、独特の世界観とゲーム性で世界中に根強いファンを持つ偉大なシリーズだ。


 メタルギア・ソリッドシリーズそのものを未プレイだったとしても、劇中キャラクターが異常を察知した時に「!」マークと共に鳴らされる「フィンッ!」というSEは様々なバラエティやyoutubeの動画に使われているから聞いたことがある人は多いんじゃないだろうか。


 メタルギア・ソリッドのゲーム性を一言で言えば「かくれんぼ」、或いは「缶蹴り」である。

 主人公「スネーク」はスパイと破壊工作員を併せたような立場の戦闘エージェントで、様々な任務を帯びて敵基地や拠点に潜入する。そこで最新鋭のライフルをバンバン乱射して無双する……のではない。(そういうプレイもやろうと思えばできる)

 ゲーム上、一番評価が高いのは「誰にも気付かれずに任務を達成し、脱出できた」場合だ。それがステルスアクションゲームと呼ばれる所以である。

 最新作であり、コナミ小島スタジオとしては最後の作品である「メタルギア・ソリッド5 ザ・ファントムペイン」では、ソビエト実効支配下のアフガニスタンと、内戦の炎渦巻くアフリカの広大なオープンワールドを舞台として、アメリカの暗部「サイファー」と、スネーク率いる国なき傭兵組織「ダイヤモンド・ドッグス」の戦いが描かれる。

 これが難しい。

 今作のスネークは傭兵組織のボスなので、傭兵組織とその基地がうまく経営できると潤沢な資金を背景に様々な兵器や装備を開発できる。また組織内に設けた諜報班、医療班、支援班は影に日向にミッションをサポートしてくれる。中でも仲間としてミッションに連れ出せる軍用犬「DD」は優秀だ。

 スネークの持つ携帯端末「i-doroid」にはテレスコープでマークした敵兵を追尾して視界にそのマークを表示する機能があるが、DDはその嗅覚で、スネークからは見えない死角にいる敵兵をも次々とマークしてくれる。これが便利過ぎて、もうDDなしではミッションに出たくない。

 しかしそれら様々な便利機能を駆使しても、ミッションの時間制限が厳しかったり、強化改造された特殊兵「スカルズ」、巨大機械兵器「サヘラントロプス」などが強く、僕のスネークはしょっちゅう包囲され、狩り立てられ、砲撃やミサイルの直撃を受けて死ぬ。

 にしても今日の死に方は納得行かなかった。

 ミッションをこなし、「ホットゾーンから脱出してくれ」という副官からの指示に従い、ミッションエリアから出ようとした時、丁度ミッションエリアの境界線にソ連軍の監視所があって、僕のスネークは見事な手際で敵を気絶させ、或いは麻酔銃で眠らせて順調に無力化して行った。

 残るは木材で櫓を組んで作られた監視塔の上の一人だけ。音もなく梯子を登り、後ろを取ってCQCで気絶……と思ったら画面が真っ暗になって、ミッションのレザルト画面に。

 そう! この監視塔がミッションエリアの境界線より外にあり、ホットゾーンを離脱したことで「ミッション完了」の判定になったのだ。レザルト画面が終わり、ゲームが再開すると、スネークは何故か監視塔の「屋根」の上。飛び降りたら今まで気絶させた監視所の兵隊は全員復活していて、途端に激しい銃撃がスネークを襲った。近距離でのショットガンの二連撃が致命傷となり、ゲームオーバー画面に。


 納得行かん。


 TLに中国を批判するコラムが流れて来た。

 掛谷英紀さんという方の記事だったが、貼られたリンク先の左翼評や共産主義評も的確で、とても理解できる内容だけに気が重くなった。

 コロナ禍が世界に広まったのは、中国共産党による未必の故意だろう、中国が封鎖され、中国だけが世界経済の輪から外れれば、

中国の影響力が大きく低下するからだ。自国の利益・権力の拡大のためならばなんでもするし、良心の呵責を感じないのが彼らだ、というその主張は、否定したいがその材料がない。

自国の利益の為に、関係ない国の何十万という人の命を奪う。

 人間がそんなに残酷になれるとは信じたくないが、掛谷先生に言わせれば「保守派の人々は単純で人が良い」そうだ。だから左派のウソや攻撃に対して隙がある、と。


 由美はバイトだったが、由美を除く家族で金曜ロードショーの名探偵コナンの劇場版を観た。


 亜美は色々と突っ込んだりしながら、それでもコナン、キッド、京極さんがカッコいいと楽しそうに観ていた。


 にしても本作の京極さんだけなんか作品が違ってないか?


政府による7都道府県緊急事態宣言から10日目。

全国緊急事態宣言から1日目。


全世界感染者 217万3千人

死亡 14万6千人

(*WHOによる集計)


国内感染者 9167人

退院 1012人

入院中 8007人

死亡 148人

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