勇者パーティーの魔法使いが「一緒に仕事をさせてくれ」と言ってきた
海ノ10
プロローグ
プロローグ
――この世界には“勇者”と呼ばれる存在がいる。
それは、この世界ではない別の世界から来た者たちのことであり、彼らは一般人とは違う特殊な魔法を使うことができる。それらはどれも強力で、人族の敵である魔族を軽々と超えるほどの戦力を持つ。
勇者の名の由来は、初めてこの世界に召喚された異世界人の男が「このような人を僕の世界では『勇者』っていうんだ」と発言したからである。彼は『宝石の勇者』として魔族と戦い、召喚されて僅か二年後魔王を封印することに成功した。
だがその勇者の封印も完璧ではなく、勇者が召喚されてからおよそ四百年後、魔王は封印を解かれ再び人族へ戦争を仕掛けてきた。
それを再び迎撃したのが、『
そんな中起こったのが、つい一月前の『パリムゾン占領』と呼ばれる事件。それは魔族によって人間の街パリムゾンが占領された事件であり、同時に魔王の封印以来最大となる魔族の襲撃事件だ。
それを解決したのが魔族の残党を狩るために呼ばれた『銀弦の勇者』で、彼と数名のこの世界出身の人で構成される勇者パーティーは半月の戦闘の末パリムゾンを開放することに成功した――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます