あとがき&お知らせ

 このたびは『アステリアの白雷』を最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。


(ほぼ)毎日更新で展開も早くなってしまうことが多い中、ここまで付いてきて下さったことには本当に感謝しかありません。読者様の応援や感想がなければとっくに折れていたと思います。改めて、本当にありがとうございました。


 さて、あとがきとして特に語ることもないのですが、この物語のちょっとした小話を書いてみたいと思います。

 まず「アステリアってなんだよ」と思われた方、意外と多いと思います。作中でも大きな意味は持たず、説明されることもありませんでしたね。


「アステリア」とは、ギリシア神話に登場する女神の名前です。神話的には全く重要ではない神様で、私自身「何をした神なの?」と聞かれると「さあ」としか答えられません。それでいいのか。


 意味があるのは名前の由来の方です。アステリアは「星」を意味する言葉とされているんですね。

 本作で星に関連するもの。厨二精神溢れる方は分かるかもしれません。魔族たちの名前です。


「シリウス」「オリオン」は分かりやすいですが、「シャウラ」「アルフェルグ」はちょっとマイナーな名前ですね。気になった方はぜひ調べてみてください。だけどアルフェルグに関しては英字じゃないと出てこないかも……?


 主人公の希望である組織の名前が翻って敵の持つ名前になる。これが何を示しているのかは、話タイトルなども含めてぜひ考えてみてほしいなあ、と思います。


 さて、余談はここまでにして、『お知らせ』に参りたいと思います。


 最終回を迎えた当作ですが、作中時間的には一年にも満たないんですよね。つまり、新入生たちは終了時点でまだ一年生というわけです。


 構想していた物語は完全に書き終えたのですが、私の中に「二年生からの話も書いてみたいなあ」という気持ちがあるのです。……ということで、この時点で物語は「一旦終わり」という形を取り、ゆっくりと第二部の構想を練ってから続きを書いてあげたい、と思っております。ひょっとしたら力尽きて全部パァになるかもしれませんが……。


 また、ヒューズ一行の旅行の話、過去の話などの番外編もちょこちょこ書いてみたい気持ちもあります。本編の補足的な意味も含めて。


 もし続きを待って下さる方がいるのなら、その日までゆっくりと待っていて頂けると嬉しいです。



 繰り返しになりますが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。気が向いたら、ぜひ感想を聞かせて欲しいと思います。皆さまの反応が私の生きる糧でありました。一話から読み直して頂ければ、また新しい発見もあるかもしれません。


 それでは、次回作……第二部か、はたまた全く別のお話になるかは分かりませんが、その作品でお会いできることを祈っております。

 

                6/12 東 京介




追記 6/28


番外編の投稿を開始致しました。ぜひ、次話からお楽しみください。また、第二部を投稿する際は新作としてではなく当作の新章という形で再開したいと思っております。よろしくお願いします。

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