ずっと好きだった幼馴染との同棲生活

小町

プロローグ

いつもと変わらぬ授業風景。高2の冬ごろの時期ともなるとクラスの8割がたの生徒が受験に向けてピリついた空気を醸し出す。


その中ずっと寝ている奴が1人。


白瀬 霞だ。


彼女は俺の隣で1時間目から6時間目の授業まで基本ずっと寝ている。起きていると思えば教科書で隠して本を読んでいる。だが、彼女はこのクラスで抜きん出て賢い。この前の全統模試の結果が貼り出された時も全国で一桁とかだったし、定期テストで全教科満点を外したこともない。教師が彼女の答案を答案の見本として張り出すくらいだ。だから彼女は寝ていても余り注意を受けない。勿論注意する教師もいるが無視している。そんな彼女に近づく人もいる訳もなく、ずっと1人でいる。何を考えてるのかも何を見ているのかも分からないという印象が彼女からはする。だがこのクラスで1人、

俺は彼女が好きだ。


何故なら彼女は俺の唯一無二の幼馴染だから。


これ以外に理由がいるだろうか?いや要らない、

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